清澤俊英の発言 (農林水産委員会)

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○清澤俊英君 基本の問題ですか、あれを見ますと、問題点の何をちょっと見ますと、内水面のことで入漁関係に対して漁業権を考えるとこういう問題が出ていますね。これはしばしばこういう問題を提起して、私はみんなに笑われてきたのだけれども、非常にこれは重要性のあるそういう問題も出てくる性質のものではないかと思うのです。といいますことは、山にしてみろ、川にしてみろ、もともとは、ことに川の場合ですがね、漁業権があって漁業をやっていたわけでもない。ただまあ生活と営業の関係上そういうものをだんだん専業化して生活のためにすなどりをやった、こういうものがだんだん権利化した。また一方その後、地帯の住民がどこの川へ行こうと、どこの池に行こうと魚を取ることについては、これが遊びであろうと、営業であろうと問題でなかった。ところが、一方の営業で生活をしておる者にはこれが許されていた、こういう形が残って、古来持っておりました漁業権というのもおかしいですけれども、そういうものがいつか消滅した。ところが、最近の情勢によりますと、非常に遊びというか、運動というのですかね、で、遊漁というものが、当人から見れば遊戯ですけれども、それ自体が水面利用と地方的な経済には大きな影響を来たしておる。下手に魚を取って、フナやそれらのものですが、非常に下等な魚族を川から取って営業している。それを観光地帯として現に千葉、茨城のような地方がこれを利用していますことは、地方から見れば非常に観光の一つの奨励というような形で、大きな、経済影響がかえってその方が大きいのですよ。従って最近の傾向などは、漁業権者である人たちが養殖を遊漁の団体にまかして、そしてそれからいろいろな権利金を、遊漁団体が出して、そしてそこへ釣人が乗り込んでいく。こういうようなことで、専業者というものは非常にふえている。御承知の通り、東京においても何万軒でしょう、さおだけを売っている者が。こういうような状況でありますので、これらに対して、来たるべき何かの時期に、おそらく漁業権の問題が考えられると思う。その際は、今までのような、ただ清澤は魚釣が好きだからということで笑いとばさぬで、一つ本気で考えていただきたい、こう思うのです、その点どうですか。

発言情報

speech_id: 103815007X03619610426_008

発言者: 清澤俊英

speaker_id: 21425

日付: 1961-04-26

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会