野田卯一の発言 (予算委員会)

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○野田(卯)委員 民族主義に対しまして大きな支援を与えるという場合におきましては、従来の植民地を持っておった国々との関係につきまして、いろいろな問題が生ずるのでありまして、この点につきましては特に総理大臣の御決意を要望したいと思うのであります。
 問題は最近ともしますとこの植民地主義とナショナリズムとの対立が東西両陣営の対立、すなわち自由主義陣営と共産主義陣営との対立と混淆して参るということでございます。私は、わが国としてはこの両者の混淆を極力防ぎ、国際勢力が混乱に陥らないように最善の努力をなすべきものと思います。この点はきわめて困難な事柄でございますけれども、どうしてもやらなければならないことと存じます。また自由主義と共産主義との対立につきましては、お互いに経済、社会、文化等の面において大いに競争するのが適当であろうと思います。いずれの主義がよろしいか、いずれの主義がまさっておるかということは、平和のうちの競争において決定せらるべきものと考えまして、武力をもって争う、あるいは血を流して自己の主張を押しつけるという必要もなければ、全くそうすべきものでもないと考えられますが、この根本的な問題に関する総理大臣の御所見を承りたいと存じます。

発言情報

speech_id: 103905261X00219611003_008

発言者: 野田卯一

speaker_id: 14624

日付: 1961-10-03

院: 衆議院

会議名: 予算委員会