小坂善太郎の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○国務大臣(小坂善太郎君) 総理から大体お答えがございましだが、私に対しての御質問中、例のEECとEFTAの関係を申し上げたいと思います。お話にもありましたように、イギリスが共同市場に入る決議をいたしました。EFTAの七カ国も随時これに随伴するかと思われます。そうしました場合に、われわれとして一番大きな問題は、ガット三十五条の問題でございまして、イギリスの持っている条件がそのままEECの中に入っていくということになりますることは、われわれの将来の貿易を伸ばすという観点から見て非常に大きな問題だと考えます。先般イギリス政府の招待がございました機会に、この問題を強く申した。しかもこれをイギリスにおいて、ガット三十五条を撤回することを強く要望いたしました。なお、このガット三十五条をわが国に適用されておりまする一番大きな先方側の原因として考えられますものは、私どもの商品が非常に一時的に、いわゆるフラットする ――集中して、先方の商品と競合する問題でございます。したがいまして、この点については、自主規制あるいは秩序ある輸出ということをわれわれ大いに数年来努めておるわけでございますが、この実情をよく先方に認識させることが必要でございます。と同時に、われわれとしては、イギリスとの間には通商航海条約を、建設的な内容を持ったものを提案しております。これはまだ先方から返事が参りませんし、内容を申し上げることは差し控えなければならぬのでございまするが、私はこれが何とか実を結びまして、イギリスとの間にガット三十五条援用が撤回されることを期待いたしております。なお、その他の国、フランスその他につきましても、強力にこの交渉を進めるようにいたしております次第でございます。何と申しましても、ヨーロッパの経済は非常に伸びておりますし、われわれの輸出もこの方面に向かって伸びることが必要でございまして、昨年の一-六月の同期に比べますと、今度は一六・七%輸出が伸びておるわけでございます。さらにこの問題については、われわれとしては大いに精力的に努力いたしまして、ガット三十五条をめぐる日本の輸出の不利の条件を解消いたすように努力いたしたいと考えております。(拍手)
〔国務大臣佐藤榮作君登壇、拍手〕