大石武一の発言 (社会労働委員会)

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○大石委員 十年間に経済がどのように変動するかわかりません、おっしゃる通りです。わからないからこそ一つの方式、方程式を作って、それに変動した、そのときの経済事情の数字を当てはめていけば、おのずから妥当な医療報酬が出るという形のものならわれわれ賛成するのです。それがなくて、ただ二年間だけの当面の問題で、あまり均衡しないような、経済変動しないような時期において何のために調査会を作って、わざわざ単価をきめるのですか。単価をきめるならば、別に中央医療協議会は要らない。どっちか要らないでしょう。おかしいじゃないか。すべて公務員の月給でも何でも、ストライキしてベース・アップしますけれども、みんなスライドするんです。スライドという問題があるんですよ。たとえば米の値段をきめる場合にも一つの方式がある、前はパリティ計算という方式があった、現在は生産費所得補償方式という計算方法があるように、そのときどきの経済の変動によって変動した経済の数字を当てはめていけば、おのずから一つの数字が出るような方式になっております。麦の価格をきめる場合でもその通り、このような方式をおきめになると私は考えておったのです。それがその方式を作らないで、たとえば今度の場合にも、国民の医療実態がどうだ、保険団体の医療経済がどうだ、そういうエレメントだけでもってそれをあげて、そして今後医療報酬の基準をきめるのだというなら、そんなことは厚生省でやったらいいですよ、わざわざこんな調査会を作る必要はないですよ。二年間しか役に立たないものを作るならこんな必要はないと思うのです。厚生大臣ははっきりこう言っておるのです。中央医療協議会において医療費をきめたいと思います、その場合には厚生大臣が提案いたします、提案する場合には医師会側からも国民からも、それから保険者の支払い団体からもこれが妥当なものであるという一つの考え方で方式をきめて、そしてそのものを出したい、こう言っておる。あなたよりは厚生大臣の方が進んでおりますよ。今の、二年間の仕事しかできないというのは、社会保障制度審議会としてはちょっと大きな顔はできないと思いますが、どうですか。

発言情報

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発言者: 大石武一

speaker_id: 23383

日付: 1962-04-25

院: 衆議院

会議名: 社会労働委員会