田畑政治の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)
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○参考人(田畑政治君) 今の加賀山さんのお話は、選手強化はどうしたらいいかというお話かと思いますけれども、これはいま日本人はとにかくからだが悪いのですけれども、背は低いことは確実ですけれども、今の運動競技の強化のやり方というものは、選手の今までの経験と勘だけでやった、技術だけのことをやっていた。これはやはりスポーツというものは体力が非常に必要だということを一番初めに打ち出しまして、世界の最も権威者、たとえば筋肉作りの問題、循環器系統の肺臓を強くする問題、心臓を強くする問題、精神力を強くする問題ということが今まで基本的な問題で、世界の権威者を呼んで競技団体のほうに集めてやったわけです。今ようやくそれを徹底いたしまして、そこで基本の体力が必要なんだということを徹底いたしまして、それと並行して世界で最も優秀なコーチを去年あたりから呼んでおります。それは私ども非常に進歩したということを聞いたのは、はっきりしたのは、実はアルゼンチンの人で、ホッケー協会の会長で、世界の権威者で、この次のオリンピックはモスクワでやることになっておりますけれども、アルゼンチンがぜひやりたいというので、その運動で世界中を回って先日日本にも来た。これはホッケー協会の会長です。その人が日本のホッケーを見て、日本のホッケーは実にけしからぬ、何とも手の下しようがないと言っていたが、ところがこの間のインドの世界選手権、これは六等でした、十幾つか集まってやったが。パキスタンとインドが特に強いが、このときはパキスタンは出なかったが、そのときを見て、同じチームとば思えぬほど技術が進歩しておる。おそらくこのままいけば、インド、パキスタンに勝つなんてこれは世界中だれも及ばないけれども、このままの状況をたどれば三等に入ることは必ずしも不可能じゃないというようなことを言っておりますし、それからボート、これもこの前ローマで勝った世界一流のキール大学のコーチが来てやっておりましたが、これなんかも、ボートについてもエイト、さらにかじなしフォアなんかも非常にチャスがあるということを言っておる。サッカーも非常に優秀なコーチが来ておりますし、だからそういう意味では私たちが考えておるよりも現在相当進歩しておると思います。この実験台として、ことしの八月のアジア大会というものもかなり出てくるのじゃないか。ボール・ゲームというものは案外アジアは世界の一流じゃございませんけれども、二流の上くらいのところで日本よりちょっと強いくらいのところが多い。これの勝負をやってみますと、どの程度進歩しておるかということがはっきり出てくるのじゃないか。水泳なんかもかなりいいのじゃないかと思っております。
それから重点主義の方法、オリンピックは何といっても陸上が強くなければなりませんから、金も重点主義に陸上と水泳というもの、それから日本の国技の柔道というものを最重点にしぼって、さらにその上に体操とかレスリングとかいうスポーツを確実に持ってくる。こういう段階を作ってやって、一番下のボール・ゲームを六等くらいに入るようにしようという計画で進んでおりますので、決してむだには使っていないというふうに考えております。