重盛壽治の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)
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○重盛壽治君 どうも先ほどからお聞きしていると、この委員会の性格というか、それはもちろん十分御承知のことと思うのだが、この委員会の性格というものは、ここで法案を作ってどうしようということでなくて、どうしてオリンピックを促進せしめるかということが中心であるわけです。どうも答弁を聞いていると、普通の委員会のように、自分のほうの関係だけのことを答弁しておけばよいように私に聞こえる。あるいは聞き方が悪いのかもしれませんが、特にモーターボートのコースの問題等の答弁を聞きますと、りっぱにはしたい、やれるようにしたいと言っておりながら、実は国費は従来六億の三分の一の二億を出そうと思ったのだが、付近の設備については出せなんだ、これは埼玉県あるいは関係のところで出していただけるものと考えるなんというようなことを言っております。そんなことを考えておって、これでほんとうにできるのかどうかということになる。今の建設省の答弁もそうだが、片一方文部省の答弁も、やってみたけれどもできなかったから、仕方がないから建設省の予算の中から施設として建設省のほうからひとつ出してもらいたい、そのつもりでやっておるというように聞こえたのだが、そういうことを今になってやっておったのでは、私はできないと思う。
もう一つ、埼玉県にしても、当初から朝霞の問題もあるし、いろいろ関連性があって、今度は戸田のモーターボ−トのコースだけをやろうということになって、しかし、それをやるためには当初の予算は出せないということになって、いわば、ここまで追い込んでいって、埼玉はやむなくやるのじゃないかというようなことがあるし、われわれ聞いていて、いわゆる促進委員会の取り上げる形としては、もうちっと全体的な形になって取り上げてもらわなければならぬのではないか。あるいはきょうこの場所でもいいから、私はもっとざっくばらんに突っ込んで、建設省もおるし、文部省もいるのだから、一体となって、どこかでやるなんというようなばかげたことでは、大へん失礼な言い方ですが、こんなことでやっておったのでは、少しも進まないと思う。これに対しては、次回でもけっこうですから、次回に、これならできますというものを出してもらいたい。たとえば、建設省にお聞きしたいのだが、一億九千万なら一億九千万、二億なら二億を出してほんとうにやれるのだ、片一方文部省は建設省でやってもらいたいということを言っている。建設省のほうはやるつもりで出したけれども、私が耳が遠かったかどうか知らないが、できなかったような加賀山さんに対する答弁でなかったか。そういうことでは、とてもこれは促進しない。これをひとつ急速に進めるために、どういうふうに各省が話し合いをしたか、この点については明確にやり得るようにしなければとうていできない。私の感じでは、いわゆる従来の態度といいますか、各官庁一体になってやるという姿が出ない限りにおいては、まだ困難ではないかと思う。この促進をきょうはぜひお願いしておきたい。
もう一点は、例の小平さんから伺った水耕農園の問題でありますが、進んでいるように考えられますけれども、事実はそんなに甘くない。地元が相当に強硬に反対をしている。そういうものを移してくることに強硬に反対している。だから、出してきているものが、それがあるいはそのとおりにやれば、やむなくのむかもしれませんが、もっと突っ込んで言えば、これだけはどうしてもやり得ない、それじゃだめになるじゃないかというーー裏があるかもしれませんが、私は十分取っ組んでやっていただかなければ、一向前進してこない。そういうものが出るのは、これは逆に後退しているのではないかと私は考えるのです。あるいはさらに、私は水耕農園に持っていくことは賛成でないのでありますけれども、しかし、国が地元に話してやることについては妨げないし、この委員会の性格としては、オリンピックを推進する立場でありますから、今までの答弁では、逆に困難なところにだんだん進んできているように実は考えられるので、次回までにはもう少し進んだ角度で御研究を願いたい。そして実態を御報告願いたい。このように考えている。
もう一つ。これは私はきょうは時間がありませんから、あまり申し上げませんが、資金を調達するのについて今までいろいろお聞きしましたけれども、かつてオリンピック組織委員会の時代に、資金を作るいろいろな問題が出たときに、私は従来のような感覚で、たとえば関係団体から一もちろん都と国が各三分の一ずつを出していくという、これはいいと思います。残った三分の一をこの資金集めの線であなた方がやってきたということはけっこうであるけれども、それをやるためには、オリンピックの何たるかを、単なる競技に勝てばいいんだとか、体位の向上であるとか一これから先は全般的に通用するかどうか存じませんが、私どもに言わしめるならば、これは日本で初めて行なわれる競技であり、そして大きな仕事であるので、この機会を利用して、日本のきれいな美しい姿、平和な日本の姿を見せて、できればこれは大げさになるかもしれませんが、やはり観光国家を、ここを契機にして作り出していくというくらいの形で、もっと大きな幅の広い角度においてのオリンピックの宣伝といいますか、PRをして、そういう中から、いわば中小企業の商人が一人十円ずつ出そう、あるいは五十円ずつ出そう、労働組合で働いている労働者が日本でオリンピックをやるためにはひとつ十円、二十円はいいじゃないかと言えるような体制を作って、全国民の力によってやっていくというような形で、募金をやってもらいたいということを、田畑氏を中心にして、私はお願いしたこともあるように記憶しておりますが、そういうことをお考えになる必要があるのじゃないか。たとえば町内会は今ありませんから使っていいかどうかしりませんが、町内会というものがかりにあるところがありますと、オリンピックが東京でやられますから御協力を願いますと、かりに回ったとすれば、だまって五十円、百円は出し得るようなオリンピックのPRをすべきだというように考えます。そういう点をどういうふうにお考えになっているか。また、そういうことをお考えになったことがあるのかないのか。ただ、もうかりそうな所へ行って寄付をもらってくるということをやっていると、従来の域を脱し得ない資金集めの線に終わってしまうのではないかと考えますので、これはひとつ靱さんから御答弁願えればけっこうだと思います。