千田正の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○千田正君 小平長官に僕がなぜそういうとっぴなことを言うかといいますと、十円の寄金さえも十分集まらない、切手を出しても買うものがない。私は共産主義をほめるわけでも何でもないんですよ。中共の北京の広場に行ってみても、北京の中共の国会議事堂をやるにしても、周恩来なり毛沢東が陣頭に立って、自分がモッコをかついで、そうしてセメントをかつぎ、あるいはれんがをかついで、一つ一つ自分らの国のものなんだという考えを植え付けて、そうして三カ月でああいうものができる。私は何も共産主義をほめるというわけじゃないんですよ。私は日本の総理大臣なり東京都知事が、ほんとうに日本にオリンピックを持ってきて、そうして日本の国威を発揚しながら将来のスポーツ作興のために資するということならば、総理大臣かみずから陣頭指揮に立つくらいの考えでなければ、この問題は大成しませんよ。そういう意味で私は申し上げておるのであって、予算が足りないというならば、そのくらいの意気込みでなければ予算が出ない。総理大臣がみずから立って、テニスコートでもいいし、市民プールの水洗いでもけっこうだ。それくらいの身を挺してやるくらいのことを国民に示さない限りは、今のように埼玉県がこんなに足りない、やれどこが足りない、言いかえれば土木工事の請負さんのふところに半分くらいとられることでしょうが、それならば、僕はむしろ自衛隊を使って地ならしくらいしたほうがいいじゃないかと、こう言うのです。国をあげての考え方であれば、それくらいの意気を持たなければ私はほんとうに間に合うような工事もできなければ、間に合うような準備もできないのじゃないか。そういう意味ですから、きょうは総理大臣もおらぬから、総理大臣に質問するときに申し上げたい。それくらいの意気込みでなければ、十円募金をしようが切手を売ろうがなかなかそういうものが集まってこない。政府の首脳、総理自体がみずから飛び込んでやるくらいの意気を持ってやっていただきたい。
 それから文部省のほうは、そういう意味で、われわれ学生時代は、スポーツをやるにしても、自分らは選手じゃないけれども、ローラーを引きあるいは草をむしって、そうして自分らの運動場を作り、自分らの学校の選手を出してやった。それくらいの意気込みでなければりっぱな運動場ができませんよ。そういうような方面においてはどういうように指導しておるか、伺っておきたいと思います。

発言情報

speech_id: 104013811X00319620228_045

発言者: 千田正

speaker_id: 27068

日付: 1962-02-28

院: 参議院

会議名: オリンピック準備促進特別委員会