坂本昭の発言 (社会労働委員会)
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○坂本昭君 そんなあいまいなことを言ってはいけませんよ。諸外国では野菜の洗浄に使っていると聞いているというが、もうちょっとこれは私は責任のある調査をやっていただきたい。実際にアメリカの場合、イギリスの場合、ドイツの場合に使っているかどうか、あなたのほうでは使っていると聞いている、したがって、外国の文献を引用したり、外国の実際を引用して、だから日本の場合だって使っていいというわけにはなかなかならぬと思います。ただ、あなたが、日本の場合は特殊な事情のもとに寄生虫卵が非常に多いということ、そして、そのために環境衛生の立場で何とかこれを除去したいという熱意は認めます。認めるけれども、寄生虫はのいたけれども、今度はABSという、アルキル・ベンゼン・スルフォン酸とかいうおかしなもので全部日本人が中毒されたんじゃかなわんです。ですから、私は、これは責任のある研究者としての態度の上に立って行政指導をする必要がある。そういう点では、私は、今までの厚生省当局の御説明を伺った限りでは、私は納得できない。もちろんこの柳沢博士の研究の結果、こういうことを繰り返しておったらどういうことになるかという具体的な成績の発表はございません。確かに静脈内に刺すと麻痺が起こる、私は確かに静脈に刺すということは、専門的にいって非常に特殊の場合でしょう。しかし、ABSが非分解性であるということは、あとでまたお尋ねしたいと思いますが、非分解性のもので、アスピリン、カフェインのように、食べたら脳に入り、肝臓に入る。それはそれだけのことでなくして、非分解性の形で入っていって、そして、そのものを注射した場合に麻痺を起こすこともある。そういうことから、私は、やはり注意して、十分な研究を重ねた上で、はっきりしたデータの上で許可しないというと、やはり心の中に非常な危惧の念を残す。こういうことでは、私は問題が起こると思う。特に今日どの家庭でもこんなに使われている洗剤はありません。したがって、正しい使用方法というものを私は明確に指摘していただく必要がどうしても出てくると思う。そういうことでは、あなたのほうのいろいろな準備や指導がきわめて不十分だと私は言わざるを得ないのです。ことに、これは先ほども柳沢博士のほうからも触れておりましたが、環境衛生の行政の担当者であって人が、今度は大学の教授にもなって、しかも、その教授の研究論文の中でも、必ずしも無害とは言えないという一つの結果を出しておられる。しかも、その人が、今度は今の食品衛生協会の幹部として、今度はこの中性洗剤の推薦に当たっているというこの矛盾は、一体今後どうされるつもりですか。私は、これは非常に世間の疑惑を招かざるを得ないと思う。この点について局長はどういう御見解を持っておられますか。