田辺義敏の発言 (逓信委員会)
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○参考人(田辺義敏君) 先ほどちょっと言葉が足りませんのでございましたのですが、テレビジョンのほうにつきましてちょっと最初に補足させていただきますと、九五%とかあるいは九〇何%という数字が出ておりますが、テレビジョンにつきましては現在きめられております法定電界強度が割合に高いものでございますから、実質的にはこの電界より弱いところでもアンテナを若干高くするとか、あるいは共同受信をするとかいろいろ技術的な措置によりまして、法定電界強度の中におきましては九五でございますが、技術的にはテレビジョンのほうはこれより実際は上回った数字の地域で受信できるかと思っております。
それからラジオにつきましてはそれとちょうど逆でございまして、九九・七、あるいは九七・五などという数字が出ておりますが、これは現在におきましては、法定電界強度の最低が比較的現状におきましては小さ過ぎるというような気がいたします。したがいまして数字ここに九九・七というものが出ておりましても、もっと実際は御承知のように受信状態が悪いというような状況でございまして、受からないことはないのでございますが、非常に状態が悪い、そういうところが非常にたくさん出ております。特にこの法定電界強度はテレビジョンにおきましては昼間も夜間も同じでございますが、ラジオにおきましてはこの数字は昼間の値でございまして、夜間におきましてはこの値が変わっております。現在におきましてもあるいは将来におきましても、外国電波の混信とかあるいは雑音等によりまして、夜間のカバレージというものは相当低下しております。さような状況でございますので、実際は九九・七とかあるいは九九・九というような数字というものは、夜間におきましては、おそらく四十二年末におきましてもこれを下回るのではないか、そう考えられます。そこでこれを救済いたしますためには第二次六カ年計画におきまして、ラジオにおきましてはたとえば超大電力増力でありますとか、あるいは今後開発されるFMの波に頼る、そういうようなことも考えあわせまして、全国あまねくという線を合理的に、かつむだな金を使わないでやっていきたい、こう考えております。