逓信委員会
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会
会議録情報#0
昭和三十七年三月十五日(木曜日)
午後一時五十分開会
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委員の異動
本日委員永岡光治君辞任につき、その
補欠として光村甚助君を議長において
指名した。
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出席者は左の通り。
委員長 安部 清美君
理事
手島 栄君
寺尾 豊君
松平 勇雄君
野上 元君
委員
白井 勇君
新谷寅三郎君
野田 俊作君
谷村 貞治君
森中 守義君
山田 節男君
奥 むめお君
政府委員
郵政政務次官 大高 康君
郵政大臣官房長 金沢 平蔵君
郵政省電波監理
局長 西崎 太郎君
参考人
日本放送協会副
会長 溝上 けい君
日本放送協会専
務理事 前田 義徳君
日本放送協会専
務理事 田辺 義敏君
日本放送協会専
務理事 小野 吉郎君
日本放送協会理
事 赤城 正武君
日本放送協会理
事 春日 由三君
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本日の会議に付した案件
○放送法第三十七条第二項の規定に基
づき、国会の承認を求めるの件(内
閣送付、予備審査)
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この発言だけを見る →午後一時五十分開会
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委員の異動
本日委員永岡光治君辞任につき、その
補欠として光村甚助君を議長において
指名した。
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出席者は左の通り。
委員長 安部 清美君
理事
手島 栄君
寺尾 豊君
松平 勇雄君
野上 元君
委員
白井 勇君
新谷寅三郎君
野田 俊作君
谷村 貞治君
森中 守義君
山田 節男君
奥 むめお君
政府委員
郵政政務次官 大高 康君
郵政大臣官房長 金沢 平蔵君
郵政省電波監理
局長 西崎 太郎君
参考人
日本放送協会副
会長 溝上 けい君
日本放送協会専
務理事 前田 義徳君
日本放送協会専
務理事 田辺 義敏君
日本放送協会専
務理事 小野 吉郎君
日本放送協会理
事 赤城 正武君
日本放送協会理
事 春日 由三君
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本日の会議に付した案件
○放送法第三十七条第二項の規定に基
づき、国会の承認を求めるの件(内
閣送付、予備審査)
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安
安部清美#1
○委員長(安部清美君) ただいまより開会いたします。
委員の変更についてお知らせいたします。本日、永岡光治君が委員を辞任せられまして、その補欠に光村甚助君が選任せられました。
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安
安部清美#2
○委員長(安部清美君) 放送法第三十七条第二項の規定に基づき、国会の承認を求めるの件を議題といたします。前回に引き続いて質疑を行ないます。質疑の通告がございますので順次これを許します。
この発言だけを見る →野
野上元#3
○野上元君 先般の委員会では二、三、予算に直接関係のない問題について聞きましたが、きょうは予算に直接関係のある問題について質問をしてみたいと思います。
三十七年度の予算を編成するにあたりまして、NHKとしては第二次六カ年計画を基礎にして三十七年度の予算を作られたものと思います。したがいまして、第二次六カ年計画がその基礎をなすものだというふうに考えられますから、その点について質問をいたしますが、この第二次六カ年計画はおおむねこの大きな計画としては最後のものであるかどうか。あるいは第三次長期計画がすでに構想の中にあるのかどうか。その点についてますお聞きしておきたいと思います。
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小
小野吉郎#4
○参考人(小野吉郎君) お答え申し上げます。御質問の点につきましては、この第二次六カ年計画は、NHKが現在並びに将来の情勢にかんがみまして進めなければならないおよそのものはもうここに入っております。ではこれで一切の計画がもう完了で、自後は現状維持のみにとどまるかと申しますと、そうではなくいずれは第三次の計画も必要であろうかと思いますが、その規模は第二次六カ年計画の規模に比較いたしますと非常に小さいものになるのではないか。特に建設関係の問題につきましては、大きなものは第二次六カ年計画中に済みまして、残余のさらにこれをきめをこまかくやっていくような面が、第三次計画として残ろうかというふうに考えます。
この発言だけを見る →野
野上元#5
○野上元君 そういたしますと、第二次六カ年計画におきまして最終的にラジオ及びテレビのカバレージが出ておりますし、かつまた普及率も最終的には一応の見通しが出ておるわけです。そのカバレージは最終年度である四十二年に実現できるものが大体最終的なカバレージだと、こう見てよろしいですか。
この発言だけを見る →小
小野吉郎#6
○参考人(小野吉郎君) 大体はそのようにお考えいただいていいと思いますが、この資料にございますようにラジオの第一放送につきましては九九・九%、もうほとんど一〇〇%と見てけっこうかと思います。テレビの関係につきましては総合、教育いずれも九五%のカバレージを得られるということでございまして、まだあと五%の残りはございますが、これは第三次のチャンネル・プランによりましていろいろ措置を要すべき地点も明確になって参ると考えます。
この発言だけを見る →野
野上元#7
○野上元君 第二次六カ年計画においてもほんの小部分ではありますが、なおかつカバーできない地域が残るわけですね。これはもう現在の技術からして一〇〇%にすることは不可能なのか、それともそのわずかの地域のカバーをするために金がかかり過ぎてやれないのか。その点はどういうふうにお考えなんですか。
この発言だけを見る →田
田辺義敏#8
○参考人(田辺義敏君) 御指摘のように四十二年度末におきまして一応九五%という数を出しておりますが、これはその後のいろいろな措置によりまして、もっと一〇〇%に近い数字に持っていけようかと思っております。
この発言だけを見る →野
野上元#9
○野上元君 第二次六カ年計画によって四十二年度末においては、カバレージの点においては第一放送が九九・九%、第二放送が九七・八%までカバーできる、こういう構想が明らかになっておりますが、これによってもなおかつほんの少しですが、カバーできない地域が残る、しかしそれはもう今日の技術の点から見て最大限のものであるかどうか、あるいは〇・一%をカバーするために費用がかかり過ぎるからその点はできないと考えておられるのか、それはどういうふうにお考えですか。
この発言だけを見る →田
田辺義敏#10
○参考人(田辺義敏君) 先ほどちょっと言葉が足りませんのでございましたのですが、テレビジョンのほうにつきましてちょっと最初に補足させていただきますと、九五%とかあるいは九〇何%という数字が出ておりますが、テレビジョンにつきましては現在きめられております法定電界強度が割合に高いものでございますから、実質的にはこの電界より弱いところでもアンテナを若干高くするとか、あるいは共同受信をするとかいろいろ技術的な措置によりまして、法定電界強度の中におきましては九五でございますが、技術的にはテレビジョンのほうはこれより実際は上回った数字の地域で受信できるかと思っております。
それからラジオにつきましてはそれとちょうど逆でございまして、九九・七、あるいは九七・五などという数字が出ておりますが、これは現在におきましては、法定電界強度の最低が比較的現状におきましては小さ過ぎるというような気がいたします。したがいまして数字ここに九九・七というものが出ておりましても、もっと実際は御承知のように受信状態が悪いというような状況でございまして、受からないことはないのでございますが、非常に状態が悪い、そういうところが非常にたくさん出ております。特にこの法定電界強度はテレビジョンにおきましては昼間も夜間も同じでございますが、ラジオにおきましてはこの数字は昼間の値でございまして、夜間におきましてはこの値が変わっております。現在におきましてもあるいは将来におきましても、外国電波の混信とかあるいは雑音等によりまして、夜間のカバレージというものは相当低下しております。さような状況でございますので、実際は九九・七とかあるいは九九・九というような数字というものは、夜間におきましては、おそらく四十二年末におきましてもこれを下回るのではないか、そう考えられます。そこでこれを救済いたしますためには第二次六カ年計画におきまして、ラジオにおきましてはたとえば超大電力増力でありますとか、あるいは今後開発されるFMの波に頼る、そういうようなことも考えあわせまして、全国あまねくという線を合理的に、かつむだな金を使わないでやっていきたい、こう考えております。
この発言だけを見る →それからラジオにつきましてはそれとちょうど逆でございまして、九九・七、あるいは九七・五などという数字が出ておりますが、これは現在におきましては、法定電界強度の最低が比較的現状におきましては小さ過ぎるというような気がいたします。したがいまして数字ここに九九・七というものが出ておりましても、もっと実際は御承知のように受信状態が悪いというような状況でございまして、受からないことはないのでございますが、非常に状態が悪い、そういうところが非常にたくさん出ております。特にこの法定電界強度はテレビジョンにおきましては昼間も夜間も同じでございますが、ラジオにおきましてはこの数字は昼間の値でございまして、夜間におきましてはこの値が変わっております。現在におきましてもあるいは将来におきましても、外国電波の混信とかあるいは雑音等によりまして、夜間のカバレージというものは相当低下しております。さような状況でございますので、実際は九九・七とかあるいは九九・九というような数字というものは、夜間におきましては、おそらく四十二年末におきましてもこれを下回るのではないか、そう考えられます。そこでこれを救済いたしますためには第二次六カ年計画におきまして、ラジオにおきましてはたとえば超大電力増力でありますとか、あるいは今後開発されるFMの波に頼る、そういうようなことも考えあわせまして、全国あまねくという線を合理的に、かつむだな金を使わないでやっていきたい、こう考えております。
野
野上元#11
○野上元君 ただいまの御説明わかりましたが、そうしますと、九九・九%あるいは九七・八%のカバレージというのは理論的な結論ですね。一応理論的にはこれだけカバーできる。しかし現実の姿としては混信やらあるいは聞きにくいとかいう点を考慮に入れると、九九・九%にはならないのでそれを埋めるためにはFM等が必要である、こういうふうに解釈してよろしいですか。
この発言だけを見る →田
野
田
野
野上元#15
○野上元君 この六カ年間においてラジオの受信機の改良といいますか、それはどの程度進む見込みですか。今日の状態では難聴地域においては相当混信だとか雑音が入って聞きにくいという点があるのですが、それは送信のほうも問題があろうかと思いますが、受信機の改良という点については、NHKとしては特段に手を打たれるような計画がありますか。
この発言だけを見る →田
野
田
田辺義敏#18
○参考人(田辺義敏君) ラジオの受信機につきましては、現在におきましてはトランジスタが大へん普及しておりますが、これの非常な格段の進歩はあまり期待できないのではないか、すでに相当改良あるいは進歩した姿になっておるかと思います。しかしながらFMをあわせ考えますと、FMの受信機につきましては現在はきわめてまだ未開発の段階にございまして、おそらく将来の姿といたしましてはトランジスタ・ラジオの二ハンド、あるいは三バンドというものができまして、その中にFMも受けられるようになってくる、そういうような形におきましては今後大いに進歩が期待できますが、中波放送だけのトランジスタ・ラジオというものにつきましては、現在かなりの段階まで進歩がきておる、さよう考えております。
この発言だけを見る →野
野上元#19
○野上元君 現在時点において相当改良されたということはわかるのですが、なおかつその受信機をもってしては混信であるとか雑音であるとかいうことが除去できない。そのために現実のカバレージはぐっと下がってくる、こういうことで一〇〇%にするためには、あなたのほうの設備を十分に整えなければならぬが、受ける機械もますます改良しなければ一〇〇%にならないんじゃないか。こう考えるのですが、その受信機の改良等についてあなたのほうの研究所では別に計画はされておらないのですか。
この発言だけを見る →田
田辺義敏#20
○参考人(田辺義敏君) いろいろの基礎的な研究はやっておりまして、若干のいろいろの研究開発は期待できますが、中波のトランジスタ、特に現在はトランジスタ・ラジオが大へん普及しておりまして、トランジスタ・ラジオに関します限りはある程度の段階にきているかと思いますが、それから一方トランジスタを使いません、少し大きな型の受信機につきましては、これの改良によりまして、あるいはいろいろな雑音の排除とかあるいは混信を避けるということがあるいは可能と思いますが、すでに現在ラジオ等は大体トランジスタがほとんどその中心を占めているというような姿でございますので、これに関しましては、先ほど申し上げましたように今後非常に大きな期待はできない、さように考えております。ただしこれは研究という点から考えますと、当然この改良発達に貢献すべき義務を持っておりますので、研究は大いにやっていきたいと思っております。
この発言だけを見る →野
野上元#21
○野上元君 ラジオの問題についてその点を質問をいたしましたが、テレビジョンのカバレージについては第二次六カ年計画の終末において九五%、これは総合、教育ともそこまでカバーできるということになっておりますが、これはもう大体最高のものですか。
この発言だけを見る →田
田辺義敏#22
○参考人(田辺義敏君) 先ほど申し上げましたように、この中で九五%といっておりますのは法定電界強度でございまして、実際は法定電界強度に満たない地域でも、いろいろな受信側のほうの工夫によりまして受信できる点もかなりございますので、実際カバレージというものはこれよりも上回った数になるかと思います。それからこの中には第一次チャンネル・プラン、第二次チャンネル・プランというものが今まできまっておりまして、その線に沿って建設をやっておりますが、この中にはそれ以後に起こりましたいわば第三次チャンネル・プランというものを一応予想して、仮定のもとに置局を考えております。したがいまして、第三次チャンネル・プランの決定いかんによりましては、あるいはこの計画も若干変更いたしまして、もっと数をたくさん割当てるようなことになりますと、この期間内にもう少したくさんの局を置きまして、あるいは九五%を増す数字になり得る可能性もあるものと思っております。
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野上元#23
○野上元君 三十六年度末においては、ラジオのカバレージは第一放送が九九・七、それが四十二年度末には九九・九、〇・二%の向上になるわけですね。第二放送については三十六年度末が九七・五、四十二年度末が九七・八、これまた〇・三%の向上になるわけですが、これが六カ年間にわたって行なわれるのですが、それに要する費用というものは概括してどれくらいなんですか。
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野
小
野
野上元#27
○野上元君 そうしますと、〇・二%、そうしてもう一つは〇・三%のカバレージを上げるために八十八億円の金か必要である、こういう結論になるのですが、そう考えてよろしいか。
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田辺義敏#28
○参考人(田辺義敏君) 若干補足説明させていただきますが、この先ほどから申し上げております九九・七とかあるいは九七・五と申します数字は、昼間の電界から出しましたカバレージでございまして、夜間におきましてはこれが変化いたします。現状は先ほど申しましたように、実際よりもはるかに夜間になりますとその状態が悪化するということで、問題は夜間の救済でございまして、このために今度の六カ年計画におきましては、超大電力増力ということを考えております。これは昼間におきましてはさしたるカバレージの増加を期待できないが、夜間におきまして第二次サービス・エリアと申しますか、それが非常に広がりますために夜間の状態の悪化を防ぐ、そういうふうな目的のために超大電力放送を考えておりますが、その建設費のおもなる部分は超大電力放送のお金でございます。
この発言だけを見る →野
野上元#29
○野上元君 よくわかりました。それで私ちょっとこの表だけを見ますと、このカバレージは昼間のものであるということであるとするならば、あまりめに莫大な経費がかかり過ぎるのじゃないか。企業経営から見てちょっとまずいのじゃないかという考えをしたのですが、今のお話を聞いて夜間は相当カバレージが落ちる、質的にも落ちるということでありますと、その話よくわかりますが、現実に直してみて、昼間のカバレージの九九・九%というのは夜間に直しますとどのくらいになりますか。
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