村田豊三の発言 (農林水産委員会)

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○政府委員(村田豊三君) ただいま御指摘のございました三陸方面の昨年の冷凍サンマの処理の問題でございますが、御指摘も、また先ほどの陳情も拝聴いたしたのでございますが、大量の在庫が今日までございまして、これを処理するのに、関係者が困っておられるという事態につきましては、水産庁としても、この事態が深刻なものであることは認めているのであります。先ほどの陳情の方の御発言の中にも実はあったのでございますが、サンマにつきまして、漁業生産調整組合法なりあるいは魚価安定基金法で、運営をいたしまする運営の範囲と申しまするか、これはきわめて部分的なものでございまして、それに加えまして、調整組合の成立の初年度でもございまして、組合の事務処理の体制も不十分である。これではサンマの水揚げが漁期の後半に集中するとか、あるいはアジとかサバとか.そういうほかの魚種との競合もありまして処理能力が不足した。いろいろな悪条件が累積をいたしていると思うのであります。しかもただいま御指摘のございましたように、漁業生産調整組合法なり、あるいは魚価安定基金法で、この問題を処理します範囲というものは、きわめて狭いものである。これはその漁業生産調整組合が自主的に造営する範囲が非常に広いのでありまして、その広い自主的に運営される分野で、しかも組合員が自主的に運営することを好まなかった。好まなかったのは、そういう昨年のサンマ漁の特操性からもきているのだと思います。これらの点につきましては、千田先生もよく御存じかと思います。
 したがいまして、これはいろいろ私どもも、具体的に、なぜこういう事態が発生したかというふうなこと等にっきましても、今後もなお検討いたさなければならない事項が多々あるのでございますけれども、ただはっきりいたしておりますことは、とにかく現時点において、六万トンという大量の冷凍サンマが、その処分に困っているというこの事態、これは私どもも無視できないと思うのであります。この事態は、その企業を営んでいる企業者みずからの責任ではないかと言ってしまえば、身もふたもなくなることでございまして、私どもこの事態そのものを無視することはできない。この事態に対しましては真剣な態度でへ今後いかなる対策がありますか、非常に困難な問題だと思います。これはもうはっきりいたしております。非常に困難でございますけれども、この事態だけは真剣に直視いたしまして、前向きの態勢で検討を続けて参りたいと考えております。
 しかし、繰り返して申し上げますけれども、非常にこの問題は困難な問題が幾多ございまして、なおしばらく検討を続けさしていただきたいと存じます。

発言情報

speech_id: 104015007X02519620406_011

発言者: 村田豊三

speaker_id: 9086

日付: 1962-04-06

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会