櫻井志郎の発言 (農林水産委員会)
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○櫻井志郎君 今のお答えでは、はなはだ不十分だと思うのですが、資源が減少したのではないのだ、海況の変化によって回遊の地域が違ったのだとこういうふうに解釈をしていいのか。必ずしも乱獲したから資源が減少したのではないのだというお話しでありますけれども、乱獲したから資源が減少したのではないという、一体そういう明言がどういう理由でできるのか。私は何も責めるつもりで言っているのではないので、漁業振興という立場からいえば、あるいは日本のニシン漁業というものは全く腹に卵を持っておる、やがて繁殖しようという態勢にあるのを取っておった。そういうことからいえば、これは全くしろうと考えなんですけれども、資源をひどく痛めつけたのではないかというしろうと的な感じがするのです。そこでニシンがどういうところで産卵するのか、そういうようなニシンの生態というものを追究して、そしてこれは資源的に減少さしたのではないのだと、ただ回遊の場所が違ったのであるとか、あるいはそれは生物学的にいえばあるものは漸次衰退し、あるものは漸次繁栄するということは、私もよく承知はいたしておりますけれども、そういう少なくともニシンが取れなくなった、イワシの例をお引きになりましたが、これはイワシは戦争中にひどく減ってきた、あるいは朝鮮の北海岸への回遊も減ってきた、日本海への回遊も減ってきた、いろいろな問題も承知はいたしておりますけれども、ニシンの減り方というものはあまり激し過ぎる。何かそこに人間の力で回復できる方途があるんじゃないか、なければないということを、やはり人間の力で証明して、これはないのだということでないと、たとえば例をあげても、北海道のニシンをかてにしておった漁業者というもの、もちろんイカやその他に転向もいたしておりましょうけれども、将来の生活設計という面からいって、今日でもなお中年以上の人は、やがてはニシンが回ってくるのだということ淡い期待を持って、食うや食わずの生活を続けておる漁民も少なからずあるというように言われておりますし、そういう点についてもう少し、どなたでもけっこうなんですが、もう少し技術的なお答えをいただきたい。