千田正の発言 (農林水産委員会)
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○千田正君 農地法の一部を改正する法律案及び農業協同組合法の一部を改正する法律案、この二案が当委員会に議題になってかけられてから、審議期間がきわめて短い、もう一つは第一番に考えなければならないのは、農業基本法が通ってからすでに半年以上たっていて、こういう農業の格差を是正する、あるいは国際農業との問の関連において日本の経済の成長のための基礎産業である農業の基本法がこういう跛行的な状況にあってはならないという観点からいいまするというと、農業基本法そのものに対しても十分ではなかった、さらにまた、ただいままで審議した過程におきましても、いろいろのまだまだ考えなきゃならぬ点がたくさんあると思うのであります。特にこの十月から貿易の自由化あるいはヨーロッパにおける共同市場の進出というような問題を考えまするというと、日本の経済に及ぼす影響が非常に大きいし、特に農山漁村等におけるところの従来の日本の基礎産業に及ぼす影響というものは、非常に甚大である。それに対処すべきところの法案としては、はなはだ残念ながら、十分とは申し上げにくい。そこで、私どもは、ほんとうを言うと、この問題を審議するには、少なくとももう一カ月くらいかかってやりたいのでありまするが、今国会はもうまさに幕切れの状況にある。衆議院から送付されて、わずかの期間で審議しなくてはならなかったということは非常に遺憾でありまするけれども、一応これを通しておかないというと、日本全国の農民が、政府並びに国会は、農業基本法を通したけれども、それのベースになるべきところの法案が十分に通っていないじゃないか、いつになったら、しからば政府並びに国会が日本の農民に対して、ほんとうのいわゆる将来の施策に対しての指針をきめるのか、こういう声が至るところで聞こえるのでありますので、はなはだ遺憾でありますけれども、一応この法案を通しておいて、しかる後において、押し寄せてくるところの国際的な経済の波を農民がかぶらないように、そうして日本の農民のほんとうの底力であるところの政策を今後作らなければならないと思いますので、本日は遺憾でありますけれども、一応この法案に賛成することにいたします。