河野一郎の発言 (本会議)

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○国務大臣(河野一郎君) お答えいたします。
 農村構造改善の予算が非常に少ないじゃないか、こういう御指摘でございますが、われわれといたしましては、十カ年間に全国三千百カ村くらいのものをやりたい、こう考えておりますが、何さま初めてやることでございますから、第一年度におきまして、それぞれの計画準備が十分整いません。したがって、初年度におきましては、おおむね三百カ町村程度にいたしたい、そうして順次これを盛り上げて、所要の予算を組んでおるわけでございまして、決して、大きなことを言うほど中身はないじゃないかというわけではないように御承知をいただきたいと思うのであります。
 第二は、総理からお答えがありましたが、食管制度を堅持するかどうかということについて、蛇足になるかもしれませんが、付け加えさせていただきます。食管制度を堅持するかという御質問は、常に各方面にございます。ところが、昭和十六年にこの制度が発足いたしまして、御承知のとおり、今日まで、常にと申しますか、しばしばと申しますか、その一部内容は、そのときの必要によって、要請にこたえて変わっております。問題は、この基本は、先ほど総理が答えましたとおりに、必要な数量を配給するということでございます。適切な価格でやるということであります。農家に対して、売るものは全部買う、その買う価格は農業経営上必要な価格で買う、この線を必要の食管制度の基本線とわれわれは心得ておりまして、その線に変更を加えるというつもりはない考えでございます。その他の点につきましては、なるべく国家のために合理的に、また、一般国民諸君の要請にこたえて、親切にやっていくことがいいのじゃないかということについて、せっかく勉強をいたしておるということでございます。最後に、お前の言うておった考えはどうかということでございますが、これは、御承知のとおり、私は私の考えを十分各方面に御勉強いただきましたが、なお、一部農村の方々で御理解いただけぬ方がございますので、これをあえて強行することは適切でないというふうに考えまして、先般、われわれの先輩、同僚もしくは学識経験のある方々に多数お集まりいただきまして、これらの方々に十分に御意見を御開陳いただき、御指示をいただきまして、その結論を待って、最終的に今後の食糧問題をどうしていったらよろしいかという結論を得て、私は進むということにいたしたく考えておる次第であります。(拍手)
  〔曽祢益君発言の許可を求む〕

発言情報

speech_id: 104015254X00619620123_029

発言者: 河野一郎

speaker_id: 32604

日付: 1962-01-23

院: 参議院

会議名: 本会議