羽生三七の発言 (予算委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○羽生三七君 きょうまでの日本経済発展の要因は、総理もよく言われることでありますが、戦後日本の特殊性とかあるいは後進性、あるいは豊富な労働力とか、その質、こういう幾つかの日本的な条件に、さらに技術革新による近代化、合理化、この動きを軸として設備投資が急速に拡大して、今日の発展の基礎を築いたと思います。しかし今日までこの高度成長を進めてきた設備投資中心の成長政策が頭打ちになったのではないかと思います。一部では日本経済の転換期と言っておりますが、言葉の問題はともかくとして、設備投資中心の成長政策は、先ほど私が述べたような諸矛盾をさらに拡大するのではないか。もちろん国際収支が一応改善されますれば、企業家はやはりやり残しの設備投資を継続したいでありましょうから、再びある程度の浮揚力が起こることは確実であります。しかし、それはまたすぐ国際収支の壁に突き当たって、その後の後退の時期は過去二、三回よりもその同期を早めるのではないかと思います。結局同じ矛盾を繰り返すことになるのではないかと思いますが、総理としてはどうお考えになりますか。

発言情報

speech_id: 104115261X00219620827_008

発言者: 羽生三七

speaker_id: 21186

日付: 1962-08-27

院: 参議院

会議名: 予算委員会