宮澤喜一の発言 (予算委員会)

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○国務大臣(宮澤喜一君) 先ほど羽生さんのおっしゃいました御質問の意味、私にはよくわかったと思います。つまり先刻おっしゃいましたことは、各所において転型期と言っておる、それの内包しておることは、要するに設備投資がここまでふえてきて、それがある程度限界に来た。したがってこれからの国民経済の動きの重点というものは、財政支出、これは先ほど御指摘の先行投資、社会投資になると思うのです。また、ただいまおっしゃいました社会福祉的な支出にもなると思います。それから輸出、これはもう説明を加える必要はありません。さらには先刻総理が指摘しました健全な国民生活の充実、こういうほうに国民経済全体の重点が移っていくのじゃないか、こういう御質問であったように私は了解いたします。そこで、白書が転型期という言葉で景気環境の一つの形態としてあれをとらえましたとらえ方には、私も多少の——必ずしもそれが唯一の見方でなかろうかという考え方を持っております。その点を国民経済全体の重点の転換というふうに言ってもいいではないかと、こうおっしゃるならば、まさしくそういう感を私も持っております。白書が転換期と申しましたのは、そういった意味での国民経済の重点が、多少設備投資のほうから政府の社会投資、先行投資、それから輸出の増進、国民生活、消費生活の充実、こういうほうに移りつつある、こういうことを指摘したものと了解をいたしております。

発言情報

speech_id: 104115261X00219620827_023

発言者: 宮澤喜一

speaker_id: 13804

日付: 1962-08-27

院: 参議院

会議名: 予算委員会