穗積七郎の発言 (外務委員会)
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○穗積委員 私の育っていることと同じなのです。外交交渉というものは、責任がある消化能力を持った相手の主体勢力が必要なのですね。それなくして交渉はできないのです。抽象的に日本が韓国との間の懸案問題を解決したいという願望を持ったって、それは具体的な外交交渉にならないわけですね。一方的願望にすぎない。従って、今私の言いますことは大臣の言うことと同じであって、責任ある消化能力を持った主体が相手になければならない。これなくして交渉はできないと思うのです。
そこで、今まで池田内閣は、朴政権というものを責任ある主体勢力なりと判断をし、しかも、現在は軍政であるけれども将来は民政移管になってもその勢力は続く、こういう判断に立っておやりになったのでしょう。そういうふうに全部答弁しておられる。われわれは、それはあやしいですよ、相手の主体勢力としての朴政権はくずれますよ、それにかわるいろいろなものをアメリカでも考え、韓国国内でも今言っているけれども、それすら二転三転くずれる危険性があるということを指摘しておったわけです。ところが、政府は、あくまで朴政権が責任ある主体勢力であり、それを相手にしてやるのだということであったわけでしょう。その認識の誤りについて政府が第一自己反省をする必要があるということを今言っておるわけです。自己反省することは政府の責任にもなることであるから、率直にそれを認めることは苦しいお気持はよくわかりますよ。それを言いにくかったら、続いてお尋ねいたしますが、今のあなたのおっしゃった責任ある消化能力を持った主体者は一体だれを相手にしておやりになるわけですか。どの勇力を相手にしておやりになるつもりですか。それをお聞きします。