曾禰益の発言 (外務委員会)

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○曾祢益君 宮澤さんのほうは、私はこれでけっこうです。
 外務大臣に伺いますが、きのうもちょっと申し上げたのですが、外務省の「受入れの現況」という資料によりますと、ドミニカの失敗に関する反省がなされておるのはいいのですけれども、「カリブ海沿岸のような甚だしい低所得地帯に移住者を送ったことを反省しなければならない」、そんなことは初めからわかっていたのじゃないかと思うのですが、そういう点で、一体どういうふうに、南米の今現に問題になっている国、パラグァイだとか、ブラジル、アルゼンチンは比較的いい階層——水準は高いし、アルゼンチンは特別に高いし、ブラジルもどんどん発展の途中にあるからいいのですけれども、パラグァイ以下——と言ったらおこられるかもしれないが、ボリビアとか、そういうところの生活水準ということを考えて、一体ドミニカの失敗をドミニカだけの一つの孤立したケースと考えられるのかどうか。非常に原始的な農業を、せっかく日本から行った貴重な同胞がやっておるような状態を考え直さなければならぬのじゃないか、こう思うのですが、ドミニカだけについて、あそこはカリブ海でも特に低い地帯である、あそこは比較的狭い島嶼で、移民というものはあっちこっち動くものだ——これも実は私は観念が間違っているので、一ぺんセットルしたら、そこにいられるようにセットルすべきだと思うのです。これらの点についての過去の反省とか追及をやっているのではなくて、それを根拠として、過去の経験に徴して、これからの一体考え方がいいのかどうか、こういう意味で伺いたいわけです。

発言情報

speech_id: 104313968X02919630626_007

発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1963-06-26

院: 参議院

会議名: 外務委員会