小柳牧衞の発言 (内閣委員会)

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○小柳牧衞君 私最近新潟県の雪害の状況を視察した一人といたしまして、まず、自衛隊の活動に対して心からの敬意を表する次第であります。非常な活動で、地元住民も心から感謝しておったのであります。この際、一言お願いしておきたいことは、先ほどお話しのありましたとおり、自衛隊はその任務としてその部署についておって活動しておるのでありまして、非常にけっこうなことであります。しかし、私が新潟県において十二師団長のお話を承りますというと、自衛隊は普通の人夫その他に比べて四倍ないし五倍の能率を持っておる。現に非常な能率を上げておるようであります。しかし、他との関連で考えてみまするというと、自衛隊はその職務としてそれを遂行しておりまするので、他と共同作業はしておりますまいが、しかし、関連的にやらないというと、自然その能率も十分に効果を発揮しないのじゃないかと思われるのであります。これは主として地方の団体に望むことなんですけれども、自衛隊におきましても、それほどの能率を持っておるのでありまするから、将来恒久対策を立つる資料として、自衛隊の能率を十分に雪害の関係のことに報告されるなり、また、その状況をつぶさに報告するなりいたしまして、そうして、地元住民が、あるいは地元の団体が、それに即応して自衛隊の能率をますます発揮するようにすることがきわめて必要だと思うんです。自衛隊が非常に活動しておりましても、その後方の連絡等が十分でなければ、その能率が非常に減殺されるおそれがあると思うのであります。でありまするから、ただいまも将来のことに対して十分に研究されるとのこと、非常にけっこうですが、その際に、今のような能率の状況を十分に災害本部あるいは災害の研究の所にお知らせいただきたいと思うんです。
 それから今、自衛隊の装備その他についてもお話しあったんですが、そのことも承って参ったのでありまして、それも研究する必要ありましょうが、また編成等においても、これはいろいろ関係がありますから、そう簡単には参りますまいが、雪の降る地方の出身の、非常に雪に経験を持っておる人が行くということは非常に大切じゃないか。幸いに新潟県におきましては、ほとんど大部分が雪の地方の人であったというような状況でありますから、そういうようなことも考慮して、編成等においてもまた能率を上げるように、単にその装備なりあるいはその他の関係ばかりでなく、お考えを願うようにしていただきたい。現地の状況を見た立場から、敬意を表すると同時に、今の能率を十分に発揮するために、他の部隊との関係を十分御考慮していただいて、他の部隊もこれに即応して能率を上げるようにお取り計らいをいただきたいという希望を述べておく次第であります。

発言情報

speech_id: 104314889X00219630207_022

発言者: 小柳牧衞

speaker_id: 894

日付: 1963-02-07

院: 参議院

会議名: 内閣委員会