池田勇人の発言 (本会議)

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○国務大臣(池田勇人君) お答えいたします。
 日本の海運業の不振の原因はいろいろございますが、そのおもなるものは、資本構成の劣悪、経営規模の不適正、また、高金利等が、その不振の重大なる原因と思うのであります。したがいまして、今回は、これらの点につきまして抜本的な措置を講じようとしておるのであります。
 また御質問に、貿易構造の点、また輸出入の日本船使用の比率等につきましてお話がございましたが、貿易構造は、米国に対しましては、大体従来よりも少し減って、二八%程度になっております。しこうして東南、西アジアに対しましては三四、五%で、よほどアメリカよりもふえて参っております。ヨーロッパにつきましても一七%、そうしてお話の共産圏との貿易も漸次拡大してきておるのでございます。私は、貿易構造につきまして、お話のような御心配はなくて、だんだん改善せられつつあることをお答え申し上げるのであります。
 なお、日本船使用の比率が三十六年度に四〇%を切ったということは、三十六年度のあの過剰な輸入、特殊的な原因でございまして、今後は、少なくとも日本船を五割、行く行くは六割くらい使うように、船舶の増強をはかっていきたいと考えておるのであります。
 なお、シップ・アメリカンにつきましての御質問でございまするが、これは海洋自由、平等互恵の原則に反しますので、われわれは、機会あるごとにアメリカに反省を促しております。したがいまして、アメリカの国内におきましては、シップ・アメリカンの世論が非常に強いのでありますが、だんだんわれわれの考え方に沿ってきつつあることを、ことに申し上げたいと思います。(拍手)
  〔国務大臣田中角榮君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 104315254X01119630227_010

発言者: 池田勇人

speaker_id: 8420

日付: 1963-02-27

院: 参議院

会議名: 本会議