池田勇人の発言 (本会議)
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○国務大臣(池田勇人君) お答えいたします。
学問の自由は憲法第二十三条の保障するところであり、われわれは、あくまでこれを守っていかなければなりません。また、大学の自治というものは、学問の府としての大学の機能を発揮するための一大原則であります。私は、大学の自治ということにつきまして、何らこれを阻害しようとは考えておりません。また、大学の使命は、指導的人材の養成と、学術文化の振興にあることは、申すまでもないことであります。しこうして、今回のこの教育者の待遇を改善しようとすることは、りっぱな人をつくり、りっぱな国をつくるための根本手段であります。所得倍増というものは、りっぱな国をつくり、りっぱな人をつくる手段であって、倍増自体が目的ではありません。これは、人づくり、国づくりが政治の目標であることをはっきり申し上げておきます。
次に、今回の措置は、先ほど申し上げましたごとく、人つくりの直接のにない手である教育者の地位を向上するための措置であるのであります。しこうして、その地位の向上につきましては、現実の組織、制度を尊重しており、現実の事実を尊重して、徐々に全教育者に及ぼそうとしているのであります。(拍手)
〔国務大臣荒木萬壽夫登壇、拍手〕