重政誠之の発言 (本会議)

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○国務大臣(重政誠之君) 果樹等の永年作物の樹体損傷について融資の必要がありはしないかという御意見でございますが、その必要を認めております。したがいまして、天災融資法のこれが対象とすることができますように融資法の改正をいたしたいと考えて、目下検討いたしております。
 第二の天災融資法の発動及び激甚災害についての御質問でございますが、今月の十八、十九日ごろには、農林省の統計調査部の調査結果が判明をいたすと思っております。それが判明いたし次第、融資法の適用政令を制定いたすべく、目下準備中でございます。それから、今回の長雨の災害は、激甚災害の指定基準に達するものと信じております。したがいまして、調査結果が判明をいたしますれば、直ちに中央防災会議に諮りまして、激甚災害地帯の指定をいたすようにいたしたい、こう考えておる次第であります。
 第三の自作農資金のワクの拡大の問題でございますが、これは天災融資法の適用というようなことになりますれば、自然にそのワクの拡大をいたさなければならぬ、こう考えておる次第であります。
 第四の、従来の災害等によって借金をしておるのに、また今回の長雨による借金をするということになるというようなお話でございますが、これは天災融資法の適用によります融資では、借りかえができることになっておりますから、できるだけそういう措置をとりまして、旧債償還を同時にいたすというようなやり方にいたしたい、さらに、政府機関の融資、農林漁業金融公庫等の融資は、条件緩和を最大限にいたしたい、償還期限等の延期もいたしたい、こういうふうに考えております。
 第五の御質問の、種子の確保の問題でございますが、これはすでに地方農政局及び農協系統等を通じまして各府県の種子の需要量の調査を進めております。関東地方は西日本ほど災害がひどくないのでありますから、この地方から種子を集めたい。なお、それでもどうも足らないという場合が想像できますので、現在、政府が手持ちをいたしております麦の発芽試験を今行なっております。これによりまして、発芽の優良な麦につきましてはこれを種子に使いたい、こういうふうに考えて、それぞれ具体的に手を打っておる次第であります。それから種子の購入費について助成をすべきではないかという御意見でございますが、私どももこれはできるだけやりたい。こういうふうな大災害になりますると、やはりその種子は、あるいは農協とか、その他の団体でまとめて購入をするというようなことになるだろうと思うのであります。したがって、その運賃でありますとか、あるいはその種子代の一部についても助成をいたしたい、こういうので、大蔵省とも相談をいたしておる次第であります。
 それから米の予約代金の概算払いでありますが、これは先般も私はこの本議場で申し上げたかとも思いますが、この二千円の概算払いはいたしたい、米価の決定がおくれましても、米価が確定しないでも、これはできるだけすみやかに二千円の概算払いをいたしたい、こういうので今進めておる次第であります。(拍手)
  〔国務大臣田中角榮君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 104315254X02519630614_008

発言者: 重政誠之

speaker_id: 4568

日付: 1963-06-14

院: 参議院

会議名: 本会議