重政誠之の発言 (本会議)

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○国務大臣(重政誠之君) 堀本議員にお答えを申し上げましたとおり、天災融資法の発動及び激甚災害の指定につきましては、統計調査部の調査の結果を得次第、すみやかにその手続をいたすつもりであります。今月の十八、九日にはその決定が出ると思いますが、それから直ちにいたしたいと考えます。
 それから、自作農資金のワクの拡大についても、堀本さんにお答えをいたしたとおりであります。
 農業改良資金をこの方面に使ったらどうかという御意見でありますが、御承知のとおりに、農業改良資金は、新技術を導入するという建前でやっておるものでありますが、しかし災害地におきまして、被害地のあと作等につきまして、こういう趣旨においていろいろの施設をせられるとかいうような場合には、この農業改良資金もその方面にできるだけ使いたい、こういうふうに考えます。
 それから、今回の災害によりまして農協の事務費がかさむ、あるいは農業倉庫の庫入れ賃が取れないというようなことで、農協も困るから、何とかすべきであるという御意見でありましたが、これは、御意見にもありますとおり、農林中央金庫以下、系統金融機関を通じまして、できるだけの措置はいたしたいと考えております。
 さらに、等外麦は上も下も全量を政府で買い上げたらどうだという御意見でありますが、これは食管法上、食糧にならないものは買うわけに参りませんので、先ほど申しましたとおりに、仕分けをいたしまして、飼料になるものは農協等によって措置をいたし、食糧にも飼料にもならないものは、共済金の対象として、これは損失と見て共済金を交付をするような扱いにいたしたい。こうこれはさきに堀本さんに申し上げたとおりであります。共済金の仮払いにつきましても、これはできるだけ迅速にいたしたいと考えております。これも堀本さんに申し上げたとおりであります。
 それから、種子の確保及びその助成につきましても、さきに堀本議員に申し上げたとおりであります。
 病虫害の予防について万全の措置を講ずべきである、——ごもっともでございます。できるだけの技術的の指導その他はいたしておる次第であります。特に稲作につきましては特に重大でございますので、この天候にかんがみまして、すでにそれぞれ予防の態勢を整えて万全を期しておる次第であります。
 それから飯用麦につきまして、これを安く払い下げろという御意見でございますが、食管法上から参りますと、なかなか簡単に参らないのでありますが、現在こういうことをいたしております。さらにそれを本日各府県にも通達をいたしたのでありますが、飯用麦の需要をある程度取りまとめてもらいまして、そして精麦工場に原麦を売り渡して、そこで精麦をいたしたものを直接に配給と申しますか、払い下げをする、そういたしますと、私の計算によりますれば、おおむね現在農家の加工麦を買っております値段が一キロ五十三円かと思うのでありますが、それが、ただいま私が申しますようなことで、工場から直接に農協を通じて被害農家諸君に買っていただくようにいたしますれば、おそらく一キロ四十二、三円で渡るのではないか、こう考えておるのであります。これは、すでにその措置をいたし、さらに被害地全域にわたってそういう措置をいたすべく、本日通達をいたしておるような次第であります。
 それから、園芸農作物についての救済について考えるべきである、——これはごもっともなことであります。先ほども堀本議員にお答えをいたしましたとおり、天災融資法の対象にこれをいたすべく、目下検討をいたしておるような次第でございます。
 さらに、野菜等につきましては、その代作をやる場合の代作の種子については助成をしようというので、目下財政当局と交渉をいたしておるわわけであります。
 それから、土木、用排水等の復旧について、早急にこれを実施をいたす必要があるという御意見でありますが、ごもっともでございます。これらは、今回の災害によりまして——これは災害といたしましては、その金額、量は大きいものではございません、わずかのものでございますが、これはすみやかにいたすべく手配をいたしておるような次第でございます。(拍手)
  〔国務大臣田中角榮君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 104315254X02519630614_016

発言者: 重政誠之

speaker_id: 4568

日付: 1963-06-14

院: 参議院

会議名: 本会議