田中角榮の発言 (本会議)
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○国務大臣(田中角榮君) お答えいたします。私に対する御質問は五点であります。
その第一点は、災害対策の財源について補正予算を編成する必要がないかという問題でありますが、現在までの被害額につきましては、現在調査中でございますが、三十八年度予算に計上しております予備費が二百億円でありますので、十分対処できる見込みでありますので、現在の段階において補正予算を組む必要はないというふうに考えております。
第二点は、長雨被害の被災地の地方公共団体に対して、財源的にどのように措置をしておるかということでありますが、さしあたりまして、六月の当初、普通交付税の概算払いをいたしておりますし、なお、短期資金の融通につきましては、被災公共団体の要望にこたえ得るように手配済みでございます。なお、財政需要の増高につきましては、今後特別交付税の配分等に十分注意をいたしまして、適切な財源賦与を考慮いたしたいと存じます。それから適債事業につきましては、地方債計画の中で災害復旧事業に充てる資金ワクの活用をはかって参る予定でございます。それから天災融資法の発動、激甚災の指定の問題につきましては、農林大臣からお答えをしたとおりでありまして、天災融資法の発動も、また激甚災害の指定も、当然だと考えております。
それから第四点目には、天災融資法やいろいろな制度上のもので救済できないものについて、何か天災補償法のごときものを作ってというようなお話がございましたが、御承知のとおり、天災融資法、自作農維持資金、激甚災害等に指定をせられますので、相当の低利長期の融資が可能でありますので、現在新しい制度を作ってという考えを持っておらないわけであります。
最後は、税の減免措置でございますが、先ほども申し上げましたように、減額申請の出るのを待ちまして、これを承認していきたい。申告、申請、納付の期限が来ておりますものに対しては当然延長を考えたい。また、延長期間における延滞税等につきましては免除をするというような方針で適切な指導を行ない、措置をいたしておるわけであります。(拍手)
〔国務大臣篠田弘作君登壇、拍手〕