二宮武夫の発言 (地方行政委員会)
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○二宮委員 これは人事院の勧告そのものの内容が、はたして民間給与とバランスがとれているかどうかという問題にも、基本的に問題はあるわけでございます。しかしこの尊重するということばでごまして、五月でやるべきであるという勧告にもかかわらず、十月に延ばしてやる。そうすれば、当然民間給与とのバランスを最低限とったところでも、そこに五カ月のズレがありますと、民間給与とのバランスはとれなくなる。そういうことで、国家公務員の給与がきまりますと、これに準じて行なわれる地方公務員の給与というものは、当然また民間の給与とバランスがとれなくなってくる。私はここに政府の非常な怠慢があると思うのです。
いままで一度だって、十分な勧告でないにもかかわらず、勧告どおりにやったためしがない。これはいまからやろうと言われましても、——私はここでお聞きしておきたいのは、自治省は、一体閣議の中で大臣はどのような発言をして、どのようにこの実施に努力をしたのかということを、この際ひとつはっきり聞いておきたい。ことばの上だけで今後完全に実施をしようと思うのだと言われても、実は自治省としてはこういう態度が閣議の中では完全に実施をするためにこういう発言をしたので、そういう実績がなくて言われましても、これは人をばかにした話であって、私どもとしてはそれをなかなか尊重するわけにはまいりません。したがって、今回の人事院の勧告に対して、閣議の中で自治省としては一体どのような発言をして、どのように実施に努力をしたのか、この点をひとつはっきりお聞きしておきたいと思います。