長野士郎の発言 (公職選挙法改正に関する特別委員会)

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○政府委員(長野士郎君) 私どもといたしましては、今回の選挙におきまして、最初に非常に盛り上がりが足りないという新聞などでの御意見が非常にあったわけです。たいへんに心配をいたしました。そして選挙という空気が非常に感じられないというのは、特例法なんかの関係もありまして、ポスター等の数が非常に少なくなった一面、しかし、それはそういう空気がさびしくなりましたかもしれませんが、違反者というものも、そのかわり表面上は非常に少なくなったわけであります。そういうことの変化が非常に大きくあらわれたわけでございまして、そういう面からいいますと、選挙のPRと申しますか、広報関係の活動というものについて、もっともっと考えていくことが今後とも必要ではないか、もっと選挙というものについてのあらわれ方を、私どもも今後はそういう広報の活動で選挙というものについての関心を引きつける方法をもう少し考えていく必要があるというふうには痛感をしております。これは、もう少し改善を加えてまいりたいと考えます。しかし、確かに選挙違反の数、いま検挙されております者が非常に多いということから、直ちにこの選挙が悪いほうへ悪いほうへ行っているというふうに考えなければならないかどうかということになりますと、これはいろんな要因があるわけでございますから、一がいには申し上げられないと思いますが、私どものほうの見方からいたしますと、やはり違反というものが非常に摘発しやすくなったと言っては語弊がございますが、そういうものに対する情報の提供なり、世間の批判なりというものがやはり相当強くなってきて、そういう追及というものが、材料がふえてきているということもこの数を多くしておる問題じゃないか。そうとすれば、やはりそれは、不正というものに対する、それは許せないという考え方が強く出ておるので、公明選挙一千万人参加運動というものを選挙の前からやっておったわけですが、そういうものに対する受け入れ方というものは、従来に増して非常にというか、受け入れてやろうという考え方が非常に出てきておるように思ったんです。その中に受け入れていただく形が非常に無理がない。非常にすなおに受け入れていただけるような空気というものが出てきておるわけであります。この違反の数が非常に多いことは遺憾でございますが、それだけをもって選挙が非常に悪くなっているというふうにだけ考えることもどうであろうかと、では、これをどうしたらいいのだろうかということになりますと、やはり選挙の公明化といいますか、選挙の正しい意義というものが国民に、下に浸透していきまして、そして正しい選挙ができる制度面での改革とか、いろんなこともあると思いますが、そういうものの、選挙の公明化という問題だけから考えますと、まだまだ努力をしていかなければならぬのじゃないかというふうに考えます。

発言情報

speech_id: 104514226X00219631212_016

発言者: 長野士郎

speaker_id: 17669

日付: 1963-12-12

院: 参議院

会議名: 公職選挙法改正に関する特別委員会