西村関一の発言 (科学技術振興対策特別委員会)
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○西村(関)委員 それでは私は国民は安心しないと思います。そういう点は、入港を認められる結論を出される前に、もう少し明確にアメリカ側に突っ込んでいただかないと困る問題じゃないかと思います。いまになって、今後の問題としてそれはさらに必要ならばアメリカ側に照会をすることがあるというようなことでは、これは私は十分納得ができません。
しかし、私に与えられております時間がもうなくなりましたので、最後にもう一点お伺いをいたしたいと思います。
それはバックグラウンドの測定であります。これは長官、科学技術庁におきまして、このことに対する関係各省庁の打合会を開かれ、そうして必要な予算要求を大蔵省になさったというふうに聞いておるのでございますが、家の意見によりますと、これは原子力委員会の報告書の中にも触れておられる点でありますが、あらかじめ寄港地についてバックグラウンドの測定等必要な環境の調査を行なうことを政府に勧告しておられる。この点は私は当然のことだと思うのであります。具体的にどのようにしてその環境の調査をやるか。具体的な方法は今後の問題のことである、それゆえに関係各省庁との打ち合わせがなされたと思うのでありますが、どういうふうな具体的な方法をおとりになるか、どういうふうなお取りきめをなさったか。八月十九日ということを伺っておりますが、その会議の結論というものは、どういうふうな具体的な方法をお出しになるということになりましたか。
特に寄港予定地が佐世保、横須賀というふうに聞いておりますが、このような人口稠密な都会の地に、こういうような非常に危険な問題のある——時間がありませんから一々指摘申し上げることはできませんが、原子力潜水艦が入ってくる。しかも、さっき触れましたように、出港については何ら事前の通知なしに出ていくというようなことも含めまして、どのようにして測定をなさるか、調査をなさるか。バックグラウンドの測定というものは、専門家の見解によると非常にむずかしいものである。これは放射能の測定において微量の放射能の強さというものを精密に測定しなければならない。放射能測定の技術の中において一番困難とされておることを、一カ月の間に一回や二回の調査でもって十分な測定ができると原子力委員会あるいは科学技術庁はお考えになっていらっしゃるか。十分な準備と高度の経験を積んだ測定技術というものがなければできないし、専門家の意見によると、一回や二回では測定できない。これは環境状況がいろいろ変化してくる。海流の移動の状況でありますとか、プランクトンの発生状態でありますとか、気象条件など当然季節的な変化を伴うのでございますから、ただ一カ月やそこらの調査では的確なデータを出すことができないというふうに専門家の中では言われております。それをどのくらいかかって、どのような方法でバックグラウンドの測定をなさるのか。その点を国民の前に明らかにしておいていただきたいと思います。