加賀田進の発言 (商工委員会)
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○加賀田委員 広域運営ということは、すでに昭和三十三年からですか、九電力が自主的に四つのブロックに分けて審議し、中央にも審議会があるそうですが、しかしこれとても、既存の施設に対してある程度は前進いたしましたけれども、まだまだ広域運営としての本質を発揮していないと私は思うのです。しかし、この法律を見ますと、それを政府が相当の権限を持って促進するようなかまえというものはどこにも見出すことができない。そういうことは別といたしまして、とにかくそういうことで九電力の分割そのままの形態で出したということ、これは審議会の中でもいろいろ論議されたと思いますが、公社形態とか、あるいは一社の社会化というような問題が論議されてまいったと思うのです。そこで、今日の私企業の上に立って、政府は電源開発促進法に基づく電源開発株式会社によって援助する、あるいは税制面において援助していく、あるいは資金面にも政府としては相当の援助をするという、私企業でありながらも特別の政府機関に基づく援助を行なって特段の——これは私から言えば、大体この法律に基づく電気事業というのは女か男かさっぱりわからぬような気がするのです。一体私企業の本質を生かしていくのか、公社的な性格をもってこれを発展させるのか、これはさっぱりつかめない。最近はシスターボーイとかいろいろありまして、それは中間的なものもあろうと思いますが、どうもどこに重点を置くのか、そのために広域運営についてもいろいろな摩擦が起こってくるし、法律の中に、これからの運営について非常に大きなすっきりしない点がたくさん内在しておると思う。一体どこに重点を置くのか。私企業としての発展に重点を置くのか、あるいは公社的な性格としてもっと指導的な体制を強化して電気事業の発展を期するのか。それからもう一点は、公社という形態をとった場合と、私企業の今日の状態を是認してつくった法律、この中に功罪いろいろあると思う。だから、今日、私企業として認めた場合に、九電力会社を認めて運営した場合のいい面と悪い面、あるいは公社形態か、一社、社会化の方向に進んだ場合のいい面と悪い面、これらの点についてもやはり審議会等の皆さんも検討されて、そのほうがいい、こう思って出されたと思うが、その点について明確にしてもらいたいと思う。