藤田義光の発言 (地方行政委員会)
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○藤田(義)委員 最後に、治安の問題に関しまして二、三お尋ねしたいと思います。
私は、国民が平和で健康な生活を営むといういわゆる福祉国家を実現するためには、どうしても、何よりも治安の確保が根幹である、こういう感覚でおる一人でございますが、そのためには真に国民の信頼と期待にこたえ得る民主的な警察というものが絶対必要である。この点に関しまして治安を預かっておられる国家公安委員長たる早川大臣の御所見はどうであるか。
また、せんだって一万人の交通警察官の増員を実施されましたが、来年度予算におきましては五千名の刑事警察官の増員が決定しておるようであります。これだけの増員によって、はたして国内の治安は自信が持てるのかどうか。先進国の人口一人当たりの警察官の負担率はどうなっておるのか。先般、昨年の十一月二十二日のアメリカの大統領ケネディ氏の暗殺事件は、治安を預かる日本の警察にとりましても、他山の石となったと思うのであります。昭和三十五年十月社会党の浅沼書記長が暗殺されまして、日本はまた何十年か前の暗黒時代に逆行したというような憂慮すべき雰囲気も国内にあった。ところが民主政治の先進国といわれるアメリカにおいてすらあのような不祥事件が起きて、世界の平和に暗い影を宿すという憂慮すべき事態が発生しておるのであります。したがいまして、この治安に対する大臣の御所見あるいは今後の警察官、数だけではもちろん治安は完ぺきではございませんが、昭和三十九年度予算に増員された警察官、これによってどの程度われわれは国内治安というものに対して信頼を持てるか、この点に対して御所見を伺っておきたいと思うのであります。