藤田義光の発言 (地方行政委員会)

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○藤田(義)委員 最後にお伺いいたしたいのは、暴力排除の問題でございます。昨今、暴力団の組織が非常に伸びてきておるとともに、その活動範囲が広くなってまいっておるのであります。私は、個々の表面にあらわれた暴力の追及、だけでなくして、そのうしろに介在する暴力の実態をよく把握することが暴力団対策の一番重要なかなめであると思うのであります。特に最近、職業右翼と組んだ暴力団というような、実に憂慮すべき動きもあるやに聞いておりますが、この問題に関しまして所見を伺うとともに、交通戦争の問題でございます。一昨年の交通事故による死者は一万一千人でございましたが、昨年はさらに千人ふえて一万二千人をこすという状態であります。特に先般東京で開かれました交通安全協会の総会の席上に出されました東京都内のある母親の手紙は、全く全国民のはらわたをえぐるような悲痛なものがあったのであります。誕生日前日に、バックしてきたトラックにいたいけな自分の娘をひき殺された。もう一回あの娘を返してくれという悲痛な母親の叫びを新聞紙上で拝見いたしました。何とかこういう深刻な問題に対しまして打つ手はないものか。思い切ってひとつ、交通戦争という近代文明が生んだ一つの悲劇に対しまして、政治家が何とかここで徹底した方策を考えることがもう一刻を争うのじゃないか、こういうことを私はしみじみと感じたのでございます。これらの交通地獄対策に関しましてもこの際御所見を伺っておきます。
 以上をもちまして私の総括的な質問を終わりますが、地方自治、消防、治安問題等、きわめて広範にわたりましたので、核心をつく質問ができなかったことを非常に残念に思いますが、自治大臣であり、また国家公安委員長をされておる早川大臣は、この池田内閣においては一番若手であり、その若さと行動力に委員会としまして非常な期待をいたしております。
 以上私が質問しましたことで、逐一御答弁がございましたが、ぜひとも何か一つ大臣の在職中に、自治あるいは消防、治安の問題に対しまして、思い切った措置を残していただきたいということを最後にお願いしまして、私の質問を終わりたいと思います。

発言情報

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発言者: 藤田義光

speaker_id: 22124

日付: 1964-01-31

院: 衆議院

会議名: 地方行政委員会