市川崑の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)
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○参考人(市川崑君) いま河野さんからおっしゃいましたように、私も、オリンピックの全貌というものは、とにかく科学が進歩しまして、テレビその他で——あるいは実際に競技場に行ってごらんになる方もあるわけですけれども、ほんとうの意味のオリンピックの全貌というものは、この記録映画にとどめを刺さすんじゃないか。しかもなお、記録映画はそういうところにキーポイントがあると、私もそう信じて、いま制作の構想を練っておるわけなんですけれども、映画と申しますのは具体的に何かを発言せいと言われましても、たいへん感覚的で、そしてたいへん創造的なものですから、でき上がってごらんになっていただくまでは、ああだこうだと私の口から申すのも、たいへん弁解がましくなりますんで、必ずやそういう意義ある作品をつくるという信念でいまやっておりまして、その意味において、一つの記録映画じゃない創作、つまり映画としての生命がある作品にこれを仕上げたいと思っています。何か具体的なことを申し上げても、やや専門的になると思いますんで、具体的な問題は、田口さんのほうからでも説明していただいたほうがいいんじゃないかと思います。