河野謙三の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)

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○河野謙三君 それから、市川さんに今度はまた伺いたいのですがね、記録映画の構想を私は伺ったのですが、実は、私があなたの口から構想を伺いたかった一面は、記録映画というと、すぐ先ほどお話のあった「民族の祭典」を思い出すのですが、あれは、われわれも若いころに見まして非常に感激したのですが、しかし、あの「民族の祭典」は、記録映画としてはりっぱでありましたけれども、一スポーツマンとして、スポーツの技術を観察する点から見ますと、価値がないのですよ。ところが、これは文部省でもひとつ——お考えになっておると思うけれども、記録映画に——見る人がですね、二いろあると思うのです。いわゆる記録映画で満足される人と、これからのスポーツを愛好する青少年各位、これが、スポーツの技術というものを、今後のオリンピックを通して技術映画というような観点から、ひとつ記録映画をお考え願って、いわゆるしろうと向きと、くろうと向きと、こういう二つの面が私は望ましいと思う。いつまでも、何か国際試合があるたんびに、日本の二十年、三十年前の古い選手が外国に行って、そうしてコーチ団を編成して外国へ行って、高い旅費を使って、そして見てくる。これは非常に意義のあることですが、これだけでは、次のメキシコで開かれるオリンピック大会を控えましても、その次を控えましても、これから大いにスポーツの選手を育成しなきゃならぬ。対象は、いまの高校、中学の生徒です。これらの生徒には満足いかないわけですよ。そこで私は、幸い今度東京でオリンピックが開かれ、世界の一流中の一流という選手が一堂に会するという機会に、記録映画と平行して、技術映画という観点から何か一つ残してもらいたい、こういうように思うのですが、市川さんの構想の中に、少し欲ばっておりますけれども、そういう構想も含めての何かお考えがございますか。

発言情報

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発言者: 河野謙三

speaker_id: 8301

日付: 1964-08-31

院: 参議院

会議名: オリンピック準備促進特別委員会