河野謙三の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)
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○河野謙三君 文部省の体育局長に伺いますがね。御承知のとおり、スポーツの普及に一番大切なことは、施設と指導者の養成ですね。まあ、施設は遅々として進まぬけれども、文部省のお骨折りで、全国にプールがどんどんできたり、競技場ができたり、いろいろしております。また、各自治体も、それぞれ国体を通じまして、施設の充実をはかっております。
ところが、指導者の養成というものは、あなたのほうでやっておられるけれども、なかなか中途はんぱな指導者ばかりで、指導者らしい指導者はいないですよ。早い話が、迷惑千万だろうけれども、今度東京大会やるたって、相変わらず、われわれとあまり年代の変わらぬ織田君、南部君、田島君だのを引っぱり出してこなければ、それ以外に指導者はいないじゃないですか。そういうことを考えましても、指導者の育成ということは非常にスポーツの振興に大事だと思うのです。
そうすると、私の理想から言えば、今度のオリンピックを通じまして、技術的な映画をうんと金をかけてつくって、そうしてNHKも非常にお骨折願っておりますが、全国の高校大会とか、中学校の対抗とか、いろいろ大会ありますね。この方面に非常にスポーツ熱が盛んになってまいりましたが、私は、今度のオリンピックで技術映画をつくって、その技術映画を、全国の中学校、高等学校くらいは、一本ずつ全部これを届ける。大した金ではないと思う。これによって、私は指導者の育成というものは一ぺんに解決するというくらいに思っているのですよ。あなたのほうじゃ、毎年指導者育成というような種類で予算を組んでおられるが、なかなか大蔵省はがんとして出さない。出さないわけですよ。何だかピントが合わないのです、あなたのほうでやっている指導者育成という予算は。だから、具体的に、今度のオリンピックを通じて技術映画というものを作製して、これだけで全部片づくわけではありませんが、画期的な指導者育成ということにこれを通じて寄与すればいいじゃないか、そう思うのですが、それについて、あなたのほうでは、今度の記録映画について何か御意見ございますか。