柴谷要の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)
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○柴谷要君 ただいま伺っておりますと、たいへんお立場上いろいろ御苦心をなさっておられることもよくわかるのでありますが、どうも、ガネホの大会に参加した選手はどの種目を問わず参加をさせない、いわゆる国際競技連盟から見ると背信行為をしたのだから参加をさせない、というのなら私は筋が通ると思うのだが、ほかの競技はいいけれども、陸上と水上はいけない、しかも北朝鮮の問題は水連加盟以前の問題だからこれはいいんだというようなのは、どうも私ども感情的に受け取れないのです。そういう感情が、これを実際国民全体が知ってきますと、それは、その国際陸連の決定があやまちではないかというような感情を持たれるのではないか。これは私、日本国民が知ったときには、そういう感情を持つのじゃないか。そのこと自体が、私は国際陸連の決定に対する批判というものが出てきて、かえってまずいのじゃないか。だから、国際陸連は、このガネホの大会に参加した国々に、ほんとうに腹を割って話して、もうこれからはオリンピック精神にのっとって競技をやるのだ、これに今後とも同調してくれるならひとつ快く参加してくれというような、おおらかな気持ちで話されたことがありましょうか。どうも私ども考えておりますのに、あまりそういうことではなくて、何かどうも十分な手を尽くしてないような感じがするわけです。
そういう感じを持っているだけに、主催国である日本の担当されました組織委員会としては、私は、参加させない選手は入国を許可しない、こういう態度でいかれるのかと思ったから、そうじゃなくて、選手として正式に登録するまでは、朝鮮であれば朝鮮、インドネシアであればインドネシアとして連れてくる、来てから問題が発生する、こういうことでは、たいへん心待ちにして、りっぱにやり遂げようとした皆さん方の期待に反すると思うので、何とか打開の道はないか。国民感情からいうならば、そういうことも言わず全員参加して、日本のオリンピックを盛大にやってもらいたいという気持ちが国民感情ではないかと、こう思いますので、再度、日本へ選手が来ておるのでありますから、その際には、国際陸連と水連の幹部の方々も日本においでになるわけでありますから、その場を通じて、参加をさせるかさせないかというような問題を話し合って、感情としてはこうなんだから、何とか今回のオリンピックについては、ひとつ国際的な取りきめはあっても、何とかなりませんかという相談をして、競技に参加させるという最後の努力を事務総長さんおやりになる決意がおありになるかどうか、これをひとつお聞かせをいただきたい。