河野謙三の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)
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○河野謙三君 前回の当委員会でも、最後まで北鮮なりインドネシア側が参加できるように、ひとつ与謝野さんみずからロンドンまで行って御奔走願いたいという御要望を申し上げましたが、組織委員会のほうも同様の御意見であったとみえまして、忙しいところをロンドンまで浅野君とともにお運び願ったことについては、十分私ども感謝申し上げます。
ただ、私はこの機会に与謝好さんに伺っておきたいのは、ブランデージさんなりエクゼターさん、ペインさんがこの問題について声明を出しておられますが、これを新聞、ラジオ等で見ますと、ルールは守らなければいかぬということを強調されております。これをひっくり返しますと、日本は何か、ルールを無視してもこの二つの国を参加さしてもらいたい、こういうむちゃくちゃな、日本みずからがルール違反をあえてして、この両国の参加を認めるというように主張しているかのように一般には受け取れるのです。事実はそうじゃないことはわかっています。そこで、日本は、初めてアジアで開かれるオリンピックであって、しかもアジアの有力なメンバーであるインドネシアなり北鮮にはぜひ参加を認めてもらいたい、これはこれなりにりっぱな理屈でありますが、同時に、これは感情が多分に含まれております。そうではなくて、与謝野さんなり浅野君が向こうへ行ってこの問題を懇請される場合、それぞれやはり一つの具体的のルールを守りながらもこういうことができるじゃないか、ある程度臨機のルールの運用において処理ができるじゃないかと、こういうことを主張しておられると私は思うのです。
でありますけれども、いま申し上げますように、ブランデージさんなり国際陸連の代表者の声明というものは裏が出ておりませんで、ただルールを守る守ると言っておられるので、何か日本がルールなんというものを非常に軽視しているような印象を受けるのですが、この機会に、私は、与謝野さんの口を通じて、どういう主張のもとに、この両国に参加を許すことを求めておられるのか、はっきりしてもらうことが必要じゃないかと、こう思うのですが、どうでしょう。