小西英雄の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)
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○小西英雄君 関連して、ちょっとお伺いいたします。
ただいま施設の問題等についてのいろいろなお尋ねがあったので、私のほうからも、ひとつこのオリンピックの機会に、種目について、いろいろ日本の方々が、われわれの立場から、陸上とか水上とか、日ごろから、競技内応についてもやり方についても非常によくわかっておったのでありますが、この二十三種目の中でも、いろいろそういう見方等にも、わからない国民がたくさんおったのでありますが、今回のオリンピックを通じて、広く国民によく方法がわかったりして、趣味の持ち方についても、青少年の方々も非常に納得いく方法が出てまいったのでありますが、たとえば、われわれ、これはオリンピックの競技者として、また競技監督者の立場から見ますれば——このオリンピック大会は、これは日本の対外的、あるいは一般的な見方としては、金メダルの予想以上上回った十六ということで、成功だったと思いますが、われわれ競技者の立場から考えると、必ずしもそうじゃなかったという点もたくさんあるのであります。各国の選手が必ずベストをいろいろ出したのでありますが、日本人は、やるたびにだんだん下がってきた。むしろ、われわれ長いウエート・リフティングという協会の代表名をいたしておりまして、今回もずっと毎日見ておったわけでありますが、いろいろな、層の薄い点、先ほど言われました今後の問題についても、重大な問題だと思いますので、われわれこの二十三種目の参加した各協会、各団体の残された設備の点から申し上げますならば、われわれウエートリフティングは、七名の選手を出場させまして、全員七名が入賞するとともに、金メダル一つ、銅メダル二つということになったのでありますが、ほかの水上とか陸上とかはりっぱな設備が残されて、今後非常に、方法によっては使えるわけでありますが、私どものこの団体には何一つ残らない。ただ公立の公会堂を借りて、そしてそれが使えないわけですから、何一つ残らない。日本全国何一つ残してもらえなかった。これは、体協の会長さんもおられるので、やはり日本人が、力の点等、非常に親しみのある優勝可能な種目であったことは皆さん御承知願ったので、たとえそういう小さな団体であろうが、やはりこの機会に、国民に広く層を厚くして、これは体位向上にもなるわけです。文部省か、あるいは総理府か、どこかわかりませんが、窓口が小さな協会で発言力のないものでも、やはりこういう種目には残してやろうというふうな親心から、ひとつ今後施設を考えてもらいたい。水上が振るわなければ中央に大きなものができるけれども、各都道府県ないといって、すぐ水上とか陣上には力を入れられますが、小さな、協会の役員も置いてないわれわれの協会は、過去にきわめて経済的援助が少なかったという、そういう点について、ひとつ、文部省なり、これに関係するものが、そういうことのないように、設備の点、施設を考えてもらいたい。
もう一つは、われわれの競技自身から見て、非常に精神面に欠けておった。われわれの種目で、もう少し金が取れそうなのに、選手が、少し甘やかしたために、ふだんのベストをほとんど出していない。特に自衛隊をほめるわけでありますが、自衛隊の関係者がやはり確実なあれを出しておる。われわれいろいろ聞いたところでありますが、ボート等は、日本人が、もっと、負けても最後まで戦うべきなのに、もう、少し水をあけられると、全部離れてしまう。そういう態度等も批判の的になっておるようであります。われわれのほうも、協会として、戦後の、精神面を強く言うと、何か旧日本に返ったようなことを言うということで、自由主義と申しますか、指導者の言うことをなかなか聞かない、監督の言うことを聞かないという面に、非常にわれわれ協会苦慮したわけであります。また、いろいろ医学的に申すと、脂肪を取らなければいかぬのに、大事にし過ぎたために、甘やかして脂肪が十分競技の前につき過ぎておったために長く続かなかったということで、われわれ画策挙げ協会も、深く反省いたしておるわけであります。
全種目にわたって、表面的には、非常に施設もりっぱな、いろいろな面でも成功したわけでありますが、われわれ競技をする者の監督者の立場からとしては、遺憾な点もたくさんあった。それに対しては、強化の施設が不十分であるとか、あるいは層が薄かったとか、いろいろ今後に問題が残されるわけでありますが、体育の競技そのもの自身が、それほど取り上げてとやかく覆うよりも、やはり全体を通じて、先ほど先輩委員の言われたように、今後について、十分その考え方を、文部省なり政府で指導できるところはして、また体協のほうでも、そういうことを御考慮願って、ひとつ、われわれの小さな団体の意のあるところを察して、含んでいただいて今後に処していただくことを希望申し上げて、私の質問を終わります。