吉岡英一の発言 (オリンピック準備促進特別委員会)
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○政府委員(吉岡英一君) ただいまお話のありました点に関連いたしまして、多少補足的に御説明申し上げます。
いま発行を予定をいたしまして法律案の御審議をお願いいたしております千円につきましては、ただいま提案理由でも御説明申し上げましたように、諸外国のオリンピック記念通貨に比べまして遜色のないものをつくりたいということで考えております。最終的に量目その他決定いたしたわけではございませんが、ただいま私どもとして一応考えておりますものは、フィンランドの五百マルッカの貨幣が直径三十二ミリ、量目十二グラム、銀の純分が千分の五百というものでございます。それからオーストリアの五十シリングが直径三十四ミリ、量目二十グラム、銀の純分千分の九百というものでございました。これに対しまして、一応私どもの考えております千円は、直径が三十五ミリ、オーストリアのものよりやや大きくして、量目が大体オーストリアと同じ二十グラム程度の、銀の純分千分の九百二十五、ほかのものに比べていいものをつくりたいと考えております。
それから数量につきましては、造幣局の製造能力等を考えまして、ただいまのところ、オリンピック開催までに約千五百万枚を製造する予定でおります。御承知のように、百円の記念デザインのものを約八千万枚出しますので、それと勘案いたしまして、大体千五百万枚でいいかと考えておりますが、もし需要が非常に強くて、そういうような事態になりましたならば、場合によっては千五百万枚に追加して製造することも考えております。
それから製造の時期につきましては、ただいまから法律の御審議を願って法律が成立いたします関係上、通常の補助貨幣の場合のように、これから図案の公募をいたしますということになりますと、多少時間的に間に合わない関係もございます。それから、一般に流通いたします補助貨と違いまして、非常に特殊な記念通貨でございます点等を考えまして、この千円につきましては、図案の公募をいたさないで、その方面の専門家の図案によって作成にかかろうかと考えております。そういたしますと、大体今月中に図案を決定いたしまして、試作にかかりまして、大体夏ごろに製造にかかりまして、九月には一応発行できるのではないかというふうに考えております。