岡田宗司の発言 (外務委員会)

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○岡田宗司君 先月の二十八日に閣議をもちましてアメリカの原子力潜水艦の日本への寄港を認め、それをアメリカに通告されましたことは、私どもこの問題についていろいろ憂慮してまいりました者としてまことに遺憾なことと存ずるのであります。しかも、その後一日に、衆議院の内閣委員会におきましてサブロックの問題が出ました際に防衛局長は、サブロックが核爆雷であるということをはっきり言われました。従来の政府が申してまいりました、サブロックはこれは核弾頭もつけられるが、通常の弾頭もつけられるのだというような見解を明らかにくつがえし、そうして昨日の統一見解になり、いままた椎名外務大臣からの御発表になったわけであります。これはきわめて重大な事実でございまして、まず私は、この最近に起こりました政府のいろいろな見解についての質問から始めてまいりたいと思うのであります。
 私たちは、このサブロックにつきましては早くから大略を承知しておった。と申しますのは、アメリカ側におきましては、このサブロックの開発が行なわれておりますことについては、これを隠しておりません。公表しております。そうして、昨年の十二月四日にはアメリカ国防総省は、サブロックにつきまして詳細なる発表を行ない、また写真あるいはフィルム等もそれによってできておるのであります。私どもはこのサブロックの問題につきまして、椎名外務大臣の前に大平外務大臣の際にもいろいろお伺いしたのでありますが、政府はこのサブロックの問題について、先に私が述べましたように、いや、それは核弾頭もつけられるが通常の爆雷もつけられるのだ、あるいはまた開発中であるということで答弁をごまかしてきたのであります。しかしながら、いまに至りまして防衛局長からはっきりと、これは核爆雷である、それだけの専用の発射器である、こういうことが明らかにされたのであります。昨年の十二月四日に明らかにされて、今日まですでに九カ月――十カ月たっておるのであります。その間に一体政府はこの事実を知らなかったのでありましょうか。防衛庁は知っておったが、この問題について取り扱う外務省がこの問題について知らなかったというのは、私はおかしいと思う。はたして知らなかったのか。それとも、知っておりながら、原子力潜水艦の野港を寄易ならしめるため、これを国民の目から遮蔽しようとしておったのか、いずれかであると私は思うのでありますが、外務大臣はこの点についてどうお考えになりますか。

発言情報

speech_id: 104613968X00319640903_007

発言者: 岡田宗司

speaker_id: 14741

日付: 1964-09-03

院: 参議院

会議名: 外務委員会