曾禰益の発言 (外務委員会)

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○曾祢益君 私、原子力潜水艦の安全性の問題々主として伺うつもりでありますけれども、ちょっとその前に、この前の外務委員会で問題になりましたサブロックをスレッシャ一型が装備する問題について、どうもまだはっきりしない点が残っているように思うのであります。
 第一には、防衛局長の説明によると、アメリカの軍備の中で四六時中核弾頭を装備しているのはB52という戦略爆撃機が空に飛び立っているのがこれが一つ。いま一つは、アメリカ本土内にあるいわゆる大陸間弾道弾基地にある大陸間弾道弾、以上の二つは常時不断に核爆弾を装備しているものである。それからいま一つは、逆に、たとえば第七艦隊の飛行機あるいはミサイル発射装置等は、これに反してごく必要な緊急な場合しか核爆弾頭を持たない、こういうことであります。もう一つは、サブロックを積むことになるスレッシャー型の潜水艦の目的そのものは、これは主としてソ連のミサイル発射潜水艦である、こういろことを言われた。そういたしますると、外務大臣はその点は非常に答弁をあいまいにされておりましたが、むろん私もこのスレッシャ一型潜水艦が四六時中必ずサブロックを積んでいると断定する知識はない。逆に、積まないのだよという外務大臣の答弁が必ずしも説得力がないんじゃないか。言うまでもなく、ソ連のミサイル発射潜水艦というものは、アメリカから見ても相当脅威すべき、恐るべき攻撃武器なんですから、それに対処するのが主たる目的で開発され、そうして、スレッシャー型に近く装備されるサブロックなるものは、まあ普通だったら、通常の場合においても装備している可能性が非常に多いわけです。あなた方がお出しになった国防省の発表文々見ても、サブロックの一番特色として書いているところに、魚雷発射管の中に長期間おさめたまま運搬し得ると書いてある。長期間おさめたまま——そういうことになると、これは一体どうなるか。先般、杉原委員からも、兵器の性質上必ずしも常時不断にサブロックを装備しない可能性もあるのじゃないかというサゼスチョンもあったんですけれども、一向それらについての解明がされないまま、一体どうなる。大体においてサブロックを常時装備するほうが、すなおに考えて大体そういう方向ではないかと思うのですけれども、あるいはソ連のミサイル発射潜水艦というものは性能が悪くて、アメリカのごく海岸付近からでなければ発射できないから、サブロックを装備したスレッシャー型潜水艦というのは、海洋なんかに出ないで、主として大体アメリカの沿岸だけにあるのだという説もあるやに聞いておる。一体何が真相かわかりもしないで安心だというのでは私は困るのです。外務大臣にも申し上げたいことは、あなたのこの間の参議院外務委員会におけるこの発言の中を見ても、たとえばポラリス潜水艦が来ないというのは、日米安保条約の事前協議があるからだいじょうぶだと言っているだけではなく、あなたはやはり「昨年わが国を訪れたギルパトリック国防次官はわが国に対しポラリス潜水艦の寄港を求める意図はない旨を明らかにしているのであります。」。もし、事前協議だけで拒否できるというならば、何もギルパトリックの言明を引っぱってくるまでもない。だから、サブロック問題をそういうあいまいにせずに、近く装備されるにきまっているから、装備された場合には、官房長官が「置いて来ます」と言うだけでは済まされないことであって、やはりアメリカとはっきりそういうものを交渉され、「装備している場合には来ませんよ」くらいの言明がなぜとれないか、私はふしぎでならない。まず、前提として防衛局長から、サブロックというものは、あなたの説明によっても、ソ連のミサイル潜水艦に対する対抗用なんだから——私の推定ではしょっちゅうサブロックを積んでいるのが本来の性質だと思いますが、その点はどうなんですか、それをお伺いしたい。

発言情報

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発言者: 曾禰益

speaker_id: 12807

日付: 1964-09-11

院: 参議院

会議名: 外務委員会