曾禰益の発言 (外務委員会)
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○曾祢益君 いま岡田委員から質問のあった労働組合諮問委員会のことですが、これは公の答弁としては、政府が特に労働組合にすすめるとかということは慎しむと、これはまあわかります。加えて、自由労連への加盟問題をめぐっての日本労働組合の中におけるいろいろな従来のいきさつもあるし、最近は一つの方向が出たようで、私はけっこうだと思うのですけれども、こういう点からも、慎重な発言をされるのは私はこれはわかります。しかし、これは外務大臣にも特にお考え願いたいと思うのですけれども、やっぱりヨーロッパにおける新しい国際的ないろいろな機構において、政府だけの問題ではなくて、やはりそういう国際的な新しい国際協力機構の中における労働者というか、労働組合の役割りと地位というものは非常に高いですね。むろん、日本が従来加わっておったILOみたいな、これはまあ労働関係ですから、労、使、政府と、この三位一体の特別な組織になっておりましたけれども、それ以外の、特に経済協力の機構等における労働者並びに労働組合の地位というものは非常に高いわけですね。私は、今度OECDに日本が加わって、それでこの国際機関が新たにできる場合に、やはりいわば三位一体的に、むろんこの経営団体の諮問委員会もあるでしょう。これはむろんあってけっこうです。特に日本から見て非常に重点と認められるのは、こういう国際協力機構、特に先進国が多い国際協力機構に労働組合の代表が積極的に加わっていって、そうして、経済成長、あるいは雇用の問題等についての発言もし、またこちらも勉強すると、こういう機会を持つということは、国の政策として私は非常に新しい行き方として、重点を置いて大いに歓迎奨励すべきだと思うのですよ。ことにこの資料によっても、日本の経営者団体のほうは、もうすでにOECD加盟を予想して、このTUACですか、それに加盟のための国内団体をつくっている。これはOECDに加盟すれば自動的にこの日本の団体ができていくわけですね。だから、一歩やや労働団体はおくれているわけです。ですから、これは、政府の公の話としてはそれでいいと思います。労働大臣は特別に、非公式にもせよ、むしろあっせん、奨励くらいして、日本の労働団体が出ていくことは非常にいいことである——出ていくといっても常駐できるかどうかは知りませんが——こういうところに政府としては歓迎——いま歓迎ということばを言われましたが、出ていくことが望ましいという積極的な意図で私は考えてしかるべきじゃないか。これは外務大臣も特にそういう意味で、そういう面でお考え願いたい。それで、これは希望ですが、御意見を伺いますが、同時にこの際伺っておきたいのは、これは両省の関係だと思いますが、ヨーロッパにおける労働アタッシェといいますか、そういう配置はどうなっておりますか。パリあたりには、こういう機会に相当大きな労働アタッシェの機構をお考えになっていると思いますが、これはどこがいいか、いろいろ問題があると思いますけれども、ますますOECD加盟ともなれば、これは外務省の機構としてのOECDデレゲーションコミッションができるわけですが、そういうことも考えて、パリあたりに相当有力な労働アタッシェ機構をつくる必要があるのではないかと思うのですが、労働大臣のこの二点についてのお考えを伺わしていただきたい。