小泉純也の発言 (内閣委員会)

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○国務大臣(小泉純也君) 中共が核実験を近く行なうであろうということは、先般の、先月末のアメリカのラスク長官の言明によって私どものほうでもそういうことがあるのであろうか、あるいはあり得るかもしれないという程度の考え方をしておったのでございまして、それ以外の何ら独自の情報も持っておらなかったのでございます。また、その中共の核爆発の実験、核の研究過程につきましては、いま伊藤先生がおっしゃいましたような見くびっておったというような、そういう点は決してございませんで、ただいつそういうことが行なわれるであろうか、近く行なわれるではあろうけれどもというような考え方をしておったことは事実でございます。去る十六日アメリカ側の情報が、何と申しますか、的中したと申しますか、現実に核実験は行なわれたわけではございまするが、ただその結果というものが私どもが予想しておったよりは相当程度進んでおったということは私は率直に申し上げていいと思うのであります。決して見くびっておったわけではありませんが、プルトニウム爆発であろうという程度に考えておりましたのが、アメリカ側の調査の結果はウラン二三五というような発表がありまして、われわれの考えておったより以上中共の核の研究というものは進んでおると考えたことは事実でございます。しかしながら、核実験が行なわれたからこれが早急に軍事的な目的に使用されるとかというようなことは今日も考えておりませんので、相当の今後やはり年数をかけて幾たびも実験改良が行なわれ、そうして輸送その他の段階においても今後一そうの研究が行なわれなければ、直ちにこれが軍事目的に役立つというふうには考えていないのでございまして、これは核実験がありましても、その前の、近くあるだろうと予想しておったときの考え方も依然として変わりはございません。ただ前から委員会等においても私が申し上げておりますとおり、核装備はいわゆる戦争抑制兵力であるというような私どもは考えをしておりまして、日米共同防衛体制のたてまえから核はアメリカの力に依存をし、日本としては中共の核実験が行なわれましても、いままでの方針を何ら変えることはない、やはり日本としては核装備をしない、核兵器の持ち込みには反対という既定方針は、中共核爆発の実験がありましても何ら変わるところはないのでございます。

発言情報

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発言者: 小泉純也

speaker_id: 14690

日付: 1964-10-26

院: 参議院

会議名: 内閣委員会