海原治の発言 (内閣委員会)

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○説明員(海原治君) 私がサブロックが常時原子力潜水艦に搭載されておるかどうかという問題につきまして御説明をしましたのは、いま先生のおっしゃったとおりでございます。ただ、私はその場合考えられないとは申し上げておりませんので、私どもとしては、かように判断をする、こういうことを言っておるのでございます。と申しますことは、この常時、核弾頭、核兵器を有事即応態勢に持っておりますものは、戦略爆撃機隊の爆撃機、それから大陸弾道弾、それからポラリスのミサイル、この三種類で十分である。したがいまして、それ以外の――その数につきましては五万とか六万とか一般に言われておりますけれども、そういうものは常時持ち歩いていない。これはアメリカの最高政策である。アメリカのみならず、自由陣営の最高の政策として今日まできておるわけでございます。したがいまして、このサブロックが開発されまして、実用兵器となりましても、私どもの判断としては、この常時装備されておるものの中には入らないだろう、これがまず第一の点でございます。
 それから第二の点としましては、核弾頭、核爆雷を持ちましたこのサブロックは、それが装備される場合、そのスレッシャー・タイプの原子力潜水艦というものは、米国の太平洋あるいは大西洋沿岸において行動する、このように私どもは判断する、これが第二点、このことを申し上げたのであります。第二の点につきましては、これはもっぱら具体的な兵器というものがどういう形によって運営されるかという軍事的な判断でございます。私どもとしましては、数個の条件から、実用化されたサブロックをかりに持っておる原子力潜水艦というものは、先ほど申しましたように、米国の太平洋や大西洋に近いある一定の地点において行動することが最も軍事的に見て意義があることだ、したがって、日本の近辺にそういうものがあるわけがまずないだろう、こう申しておるわけでございます。こういうことにつきましては、私が以上のような御説明をしましたあとにおきましても、民間の軍事専門家の方々が同様の意見をそれぞれの雑誌に発表されております。したがいまして、もう一度申し上げますと、私どもが軍事戦略的な意味からそういうふうな使い方をするというように判断をしておる、こういうことを従来から申し上げておる次第でございます。

発言情報

speech_id: 104614889X00519641026_052

発言者: 海原治

speaker_id: 4884

日付: 1964-10-26

院: 参議院

会議名: 内閣委員会