西村関一の発言 (外務委員会)
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○西村(関)委員 いま大臣が、北からの協定違反があったから南の政権がアメリカに援助を求めた、そこでアメリカは援助に乗り出したのだということを言われたのでありますが、それはどちらが先であったか、アメリカの軍事援助が先であったか、あるいは北からの協定違反が先であったから頼まれてやむを得ず軍事援助に踏み切らざるを得なかったかということについては、私は議論があると思うのです。アメリカが南ベトナムに介入したのは、これはフランスがまだインドシナに君臨をしておった当時からであります。フランスの旗色が悪くなってきたときに、これをてこ入れしたのは、ほかならぬアメリカであります。このことは世界周知の事実なんです。そのことをほおかぶりしておいて、北がジュネーブ協定に違反したから南の政府に頼まれてアメリカは軍事援助を行なったのだということは、そういう理屈は通らない。そういうことは世界の世論が許さない。アリカは、フランスの時代から、フランスの旗色が悪くなってきたときにこれにばく大な援助をしてきておる。そうして、さらに、バオダイ帝の時代からゴ・ジンジェムを押し立てて、ゴ・ジンジエムを強化して、第二の李承晩に仕立てるという役割りをしたのも、これはほかならぬアメリカなんであります。そういうことに対して、ただ一方的に、北が協定を破ったからアメリカはやむを得ず頼まれて援助に乗り出したのだということは、これは一体どういう事実に基づいてそういうことが言えるのですか。政務次官、いかがですか。