西村関一の発言 (外務委員会)
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○西村(関)委員 バンドンに参りました周恩来首相が第二国連問題について発言をしているのであります。これは、ベトナム問題に関連いたしましてアメリカが、核攻撃も辞さない、核攻撃もあり得るということを発言いたしましたことに対して、もはや平和維持の問題に対して何らの力を持つことのできない国連に見切りをつけて、第二国連を提唱するに至った。そのことが東南アジア、アフリカ、ラテンアメリカの諸国に及ぼす影響というものはかなり大きなものがあると思うのでございます。これはわれわれも賛成をしたのでございますが、過般の部分核停の問題に対して、現在核兵器を保有しているところの国がこれを独占するということでは核戦争の脅威は去らないということから中国が反対した。今度のベトナム問題に対してアメリカが核攻撃も辞さないというようなこと、また、さらに、中国がベトナム戦争に介入してくるならば中国の本土といえども聖域ではないという立場から、中国に対する核攻撃もあり得るといったようなことをほのめかしておるということに対する、核兵器の威嚇に対する答えとして周恩来の発言が出てきたと私は思うのでございます。そういうことになってまいりますと、第三次世界大戦、人類みな殺し戦争にまで発展しないとはだれも保証することができないと思うのでございます。そういう問題と関連いたしまして、国連軍縮委員会は去る二十六日から実質的な討議に入っているのでございます。アメリカはフォスター氏を代表として送り、ソビエトはツァラプキン氏を、イギリスはチャルフォント軍縮大臣をそれぞれこの会議に送りまして、非常な熱意をこめてこの国連軍縮委員会に臨んでおるのであります。先般の本委員会におきまして、椎名外務大臣は、この会議を日本政府としても非常に重視しているということを言われたのでございますが、一体日本政府はどういう考え方で、前段に申し述べましたような事態がいま目の前に繰り広げられておるときに、この会議に対してどういう役割りを果たしていこうとしているか。どういう陣容で、またどういう内容でこの会議に臨もうとしているか。国民は全くつんぼさじきに置かれておるのであります。私どもは国連憲章の一部改正に対して本国会に批准を求められておるのでございますが、その改正それ自体に対しては反対するところはございません。むしろ国連を国連憲章の精神に従って発展強化させる一つの道だと思いますから、それは反対はしてないのでありますけれども、しかし、国連それ自体のあり方に対して、ベトナム問題に関連し、また平和維持の問題に関連して、この国連軍縮委員会に臨むところの日本政府の態度はどうであるか。さらに、もう一つは、ベトナム交渉のカンボジア会議というものをシアヌーク元首が主唱し、アメリカもこれに参加するということを表明いたしておりますが、これに対する日本政府の考え方はいかがでございますか。この二点あるいは三点についてお伺いをいたしたいと思います。