佐藤榮作の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(佐藤榮作君) お答えいたします。
わが国の態度は、しばしば申し上げましたとおり、自由を守り、平和に徹する、これはよく、もう耳にタコのできるほど覚えていらっしゃることだと思いますが、私どもはその考え方で進んでおります。したがいまして、今回のベトナム問題につきましても、どこまでも平和を維持する、そういう立場でわれわれも主張をいたしておるわけでございます。したがいまして、今日アメリカが無条件話し合いに応ずる、こういうことについても、これに好感を持って、これを進めておるような次第であります。また、しばしば申し上げておりますように、アメリカ自身は、ハノイを爆撃したり、あるいは北ベトナムを占領するような考え方はないということをしばしば申しております。もしも北ベトナムからの侵略がないならば、間接侵略がないならば、北ベトナムを爆撃しない、かようにも申しておるのであります。私はこれを端的に説明をし、同時にまた、アメリカ帝国主義という非難があるが、われわれのおそるべきものは、むしろ、それではなくて、赤色帝国主義こそ、われわれが非常に警戒すべきものではないか、かように実は申しておるのであります。(拍手)
次に、中国が第二次の核爆発に成功した、これに対しましても、わが党は、また、私どもの考え方は、いかなる国の核爆発に対しましてもこれに反対である、これは即時やめるべきである、民族の平和のためにこれはぜひとも守っていただきたい。中共に対しましても、核爆発をしないように、重ねて今回も情報文化局長から声明をしたはずでございます。私どもは、はっきり申し上げますが、核兵器の使用、これには、いかなる国が使用するにいたしましても、絶対に反対である、このことをはっきり申し上げておきます。(拍手)
最後に、いろいろの御要望が出ましたが、これは要するに高田君の御要望であります。その御意見は御意見として伺っておきますが、私どもはあらゆる機会に平和運動を展開するつもりでおりますので、ただいま高田君の御主張の御要望とその根拠は別にいたしておりますが、今回のAA会議におきましても、十原則を尊重し、同時にまた、平和運動を確立することについて、これは他の国に劣らない努力をするつもりでございます。この機会にはっきり申し上げておきます。(拍手)
〔国務大臣椎名悦三郎君登壇〕