江崎真澄の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)
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○江崎小委員 昭和三十八年度統合防衛図上研究、すなわち三矢研究なる極秘文書が何者かの手によって防衛庁内から盗み出され、その盗まれたと思われる文書が社会党の岡田春夫君の手にわたりまして、先般来その内容が予算委員会において問題になったのであります。そして、この三矢研究なるものをめぐって自衛隊のあり方が問題になり、今日まで社会党の一方的な議論に終始してまいりました。そのため、国民に一種の不安と疑惑を与えていることは事実であります。われわれは、今日までしばしば審議の開会を要求したのでありますが、社会党の諸君は、この三矢研究の原文が出なければ審議には応じられないということで、われわれが、原文はなくても国民に向かって明らかにしたいと思う点、われわれの疑点等についてはいまだ一つも明らかにされておらないのであります。一昨十日小委員会に提出されました防衛庁側の文書によれば、この三矢研究なるものは、幕僚監部の一部の幕僚によって、一つの仮想のもとに非常事態に対処する自衛隊の指揮、運用及びこれに関連する問題の研究、いわばゼミナールを行なったものである、そうして、防衛庁においてはその内容に責任の持てるようなものではないということを明らかにされたのであります。
私は、この際お尋ねしたいのは、今日まで図上研究というこの種の研究は当然しばしば行なわれておったと思います。この図上演習というものは、防衛庁の文書にも多少あらわれてはおりまするが、具体的にどういう目的でどのようにして行なわれておるものか、また、従来はこれをどういうふうに取り扱ってきたか、こういった点を承りたいのであります。そうして、もう一点、図上演習のうちで、今回公にされた三矢研究というもの、これは一体どのようなものですか、格づけというか、防衛庁内における価値についても承りたいのであります。