海原治の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)
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○海原政府委員 三矢研究が行なわれました目的につきましては、従来いろいろな機会に大臣からも御説明がありましたし、政府委員としましても御説明したところでございますが、御承知のように、第二次防衛力整備計画というものが、昭和四十一年度を最終の年度といたしまして五ヵ年の計画をもって策定されましたのが昭和三十七年でございます。この第二次防衛力整備計画につきましては、当時この計画の意味ということを御説明したところでございますが、昭和四十一年度を目標にいたしまして、その時点においては一応自前の防衛力というものの地盤を固めたい。その力によって、ともかくも外部からの侵略があった場合には、安保体制によりますところのアメリカの援助、さらには国連の援助というものを期待する間、日本の自力でともかくも一応一ヵ月前後のささえというものは持ってみたい、こういうことを当時御説明いたしました。そういう目的のもとに二次計画はできております。
そこで、それならば、そのような事態においてこの三自衛隊というものがどのような行動を行なうであろうか、また、その行動を行なうということを仮定しました場合に、現在の法制上どのような問題があろうか、このようなことをやはり自衛隊としては考えておかねばならないわけでございます。それまでの時点におきまして、いろいろと幕僚研究が行なわれておりますが、ただいま私が申し上げましたような、三自衛隊が万一の場合、有事の場合にどのような形において行動をするであろう、どのような点に問題があるだろうということを総合的に検討したことはございません。したがいまして、そういう研究をやってみたい、やるのがよかろうということでこの三矢研究が実施されたのでございます。その目的は、ただいま申しましたようなことでございますので、その研究の結果は、将来統合防衛計画であるとか、あるいは各自衛隊の防衛計画であるとか、こういうものに取り入れられてくる面も当然出てまいりますけれども、当面の目標としましては、意味としましては、有事の場合を想定して、いかなる形において部隊が動くか、どういう点に問題があるか、その問題はどういうふうにして解決してもらいたいか、こういう点につきまして関係幕僚が図上で研究をするというところに意味があったわけでございます。そういう目的のもとに行なわれたものであるということを従来御説明した次第でございます。