小泉純也の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)
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○小泉国務大臣 まず最初に申し上げなければならぬことは、先ほど永末委員が劈頭に防衛に対する民社党の立場をお述べになりまして、あくまでも日本の防衛というものは全国民の防衛、またその防衛に対する方針その他はあくまでも日本国民の要望にいするものでなければならぬ、そういう意味の御発言がございまして、私といたしましても、全く同感であるのみならず、そういうふうに日本の防衛というものはあらねばならないということをさらに痛感をいたし、御意見にごさいましたような、防衛の全体の姿というものを常に全国民に周知徹底をして進まなければならぬという御注意に対しましては、今後ともそういう方向に万全の努力をいたし、私がかねがね隊員諸君に対する訓辞の中にも言っております、あくまでも自衛隊は国民のもの、国民とともに進んでいかなければならぬということを、その信条においても、またその実態においても推進をしていかなければならないと感ずる次第でございます。
そこで、今日の三矢図上研究における幕僚の研究が法の不備というような点に触れておることに対して、ただいま防衛局長との間に二、三の質疑応答がかわされました。防衛局長の言いますことも、根本においては何ら変わっておらないと思いますけれども、ことばのニュアンスにおいて、最初永末委員が指摘されたように、法制上のふぐあいを研究するために行なった三矢図上研究であるかというようなおことばがございましたが、私がこの点に触れて誤解のないようにお願いしたいことは、あくまでも有事の場合に備える自衛隊の運用、行動というものを図上研究で研究をしていったのでございますが、その研究の途上において、自衛隊の行動について現在の法のふぐあいというようなものもいわゆる発見をされると申しますか、自衛隊の行動についての構想を進めていきます途上において、法のふぐあいというものにもぶつかった。そこで、こういう法的なことについても、こういうふうにあってもらえたらなおよりよく自衛隊の敏速な、また十分に機能を発揮する行動ができるのではないかというような希望や要請というものがその答案の中にあらわれたのでございます。これは、そういう法的なふぐあいを研究するということを目途として行なわれたものにあらずして、一般の作戦の図上研究をする途上でそういうことに遭遇をして、幕僚がそういうことに触れたということにあくまでも御理解をいただきたいのでございます。私は、初めから法の不備というものを主眼として研究を行なうものであるといたしますならば、それならばあくまでも内局、長官と緊密な連絡をとり、長官のいわゆる指示のもとに行なうべきものでありまして、幕僚会議でかってに法的な問題に重点を置いて触れることは行き過ぎ、あるいは不穏当のそしりを免れないのではないかと考えまして、いままでの当委員会における他の委員の先生方のそういう問題に対する質問に対しましても、今後そういう問題については長官がよく実態を把握をいたしまして、また細部にわたって指示をする必要がある。ことに設問等の出し方等については、十分慎重を期さなければならないというお答えを申し上げたわけでございます。私は、純然たるそういう法的な意味のものはやはりこれは長官が指示して、そして内局が指導をしてやる、あるいはまた別個国防会議事務局等でやる、そういう点のことは今後大いに研究をしていかなければならない問題ではないかと私は考えておるわけでございまして、率直に私の気持ちを申し上げました。