海原治の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)

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○海原政府委員 第三次の計画につきましては、先ほど大臣からお答え申上げましたように、ただ現在においては各幕僚監部及び内部部局におきましてそれぞれ検討をしておる段階でございます。したがいまして、どういう形において最終的な決定を見るかということはこれからの問題でございます。特に関係各省、国防会議事務局等の御意見等もいただきまして、その上で第三次防衛力整備計画の形がきまる、こういう手順のものでございますので、先ほど申し上げましたことも、従来の例で申しますとこうなるという私の見通しを申し上げた次第でございます。御参考までに、第二次防衛力整備計画がきまりましたときにどういう形であったか申し上げますと、発表の文書には、大体第二次の防衛力整備計画はどういうふうな考え方に基づいているかということにつきましてずっと説明をいたしております。たとえばこのようなものになっておるわけでございます。「わが国内外の諸情勢の推移を見通し、わが国に対し起こり得べき脅威に対処して、有効な防衛力の計画的、かつ、円滑な整備を図るため、国防の基本方針に則り、昭和三十七年度より昭和四十一年度に至る第二次防衛力整備計画を作成する。」これが趣旨でございます。それに基づきまして四つばかりの方針ができております。
 第一は、「日米安全保障体制の下に、在来型兵器の使用による局地戦以下の侵略に対し、有効に対処しうる防衛体制の基盤を確立するため、昭和三十六年度末までに達成される骨幹的防衛力の内容充実を行ない、併せて科学技術の進歩に即応した精鋭な部隊建設のための基礎を培い、もって陸・海・空自衛隊の総合防衛力の向上を図るものとする。」、これが第一でございます。
 第二としては、「骨幹的防衛力の内容充実については、装備の近代化及び損耗分の計画的更新、機動力の増強、後方支援態勢の強化、特に、基地等後方施設の整備充実、おおむね一ヵ月分の弾薬等の備蓄等に重点をおくものとする。」
 第三としては、「精鋭な部隊の建設に関しては、誘導兵器の進歩に即応し、対空誘導弾の導入を図るとともに、その他の近代的精鋭な装備の一部整備及び運用研究を行なうものとする。」
 第四としては、「右のほか、防衛力の向上に資するため、情報機能を整備充実し、技術研究開発を推進するとともに、国土、国民に密着した防衛力とするため、災害救援、公共事業への協力等、民生協力面の施策および騒音防止対策を重視するものとする。」
 この四つがいわば方針的なものとしてきめられております。これに基づきまして各自衛隊についての見積もりがございます。
 「以上の方針に基づく昭和四十一年度末における整備目標は、陸上自衛隊については自衛官十八万人、予備自衛官三万人、海上自衛隊については艦艇約十四万トン、航空自衛隊については航空機約一千機そのほか地対空誘導弾部隊四隊とする。」
 これで大体防衛力の規模がわかります。
 その次に、「この計画実施のため必要な防衛庁費については、年平均百九十五億円増ないし二百十五億円増程度と見込まれるが、各年度ごとの予算は、その時々の財政経済事情を勘案し、民生安定その他一般の諸施策との均衡を考慮して決定されるものであるが、なお計画の実施に際しては、内外情勢の推移等に伴って、戦略構想等に基づき、長則的見通しに留意しつつ、随時再検討せられるものである。」
 こういうものが方針でございまして、このほか陸、海、空についてどういうことをするということをきめたのが第二次防衛力整備計画の策定当時の様子でございます。おそらく三次防につきましても、このような形に相なろうかと私どもは考えておりますけれども、これにつきましては冒頭申し上げましたように、今後関係各省、特に国防会議事務局の御意見をいただきまして練り上げていきたい、こう考えておる次第でございます。

発言情報

speech_id: 104805277X01019650507_011

発言者: 海原治

speaker_id: 4884

日付: 1965-05-07

院: 衆議院

会議名: 予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会