海原治の発言 (予算委員会防衛図上研究問題等に関する予算小委員会)
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○海原政府委員 ただいま先生が、武力の行動が開始されてからのことを考えればいいじゃないか、こういうお立場での御質問がございましたが、私ども研究をいたします場合には、ただいまおっしゃいましたようなことも一つの場合として考えることはございます。ちょうど日本が真珠湾を急襲しましたように、某日突然日本が急襲される、これはあり得るわけです。その場合にどうするかということは当然研究しなければなりません。と同時に、そういうことばかりが過去の例ではございません。やはり世界情勢というものがどこからか悪くなってくる。それが日本の周辺に及んでくる。それが逐次武力侵攻になる。こういうふうに変わってくる場合もあるわけでございます。私どもとしましては、国の安全と秩序の維持のための責任を持っております。万一の場合を考えていろいろと勉強せねばなりません。その万一の場合を単一の事態に想定するわけにはまいりません。したがいまして、いろいろな場合を考えましての研究を行なわねばならないということは先生も御了解いただけると思うわけでございます。たまたまこの三矢研究の場合には、先般も御説明申し上げましたが、私どもは朝鮮事変というものを目の前に体験いたしております。そこで、そういう朝鮮事変というものを体験した私どもといたしましては、そういう場合の例を頭に描きながら具体的な例として考えることが研究者の勉強に便利であるので、たまたまそういう例をとったわけでございます。三矢研究の場合にはそういう想定を考えた。先生のおっしゃいますようなことにつきましても、私どもは当然勉強しなければならない、こういうふうに考えております。